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観光客に「万全の対策」を求めてはいけない。

みなさん、こんばんわ。

5月1日から挑戦していたクラウドファンディングが終了しまして、
その前後に関連の投稿をしてりしてたもので、
「これからの観光地の話し。」としては1週間近く空いちゃいました。

そうこうしているうちに
神奈川県も緊急事態宣言が解除されるようなんですけども、
今日はそのことは置いといて。
とりあえず分散化の話をそろそろまとめたいと思います。


と、いうことで。
もうずっと話してきたんですけども。
とにかく、分散化ですね。

・目的地の分散化
・食事の分散化
・観光ルートの分散化

結局どれも「人気観光地」がもともと抱えていた問題で。
みんなが「そろそろなんとかしないと・・・」って
ずっと言ってた問題だと思うんですね。

なので今回コロナの影響で観光産業がほぼストップしてしまって、
緊急事態宣言街解除されて「そろそろいいかな?」ってみんな手探りで
活動を再開させるわけじゃないですか。

観光業者も観光客も。

これまでと違う「新しい旅行の形」を模索するなら
最高のタイミングだと思うんですけども。
これまでと違う、というのはなかなか難しいですね。

まだギリギリ緊急事態宣言が解除されていない5月24日に
湘南の海が観光客で混み合っていたりとか。

政府がどれだけ危機感を煽ったとしても、
やはりみんなが望んでいるのは「ウィズコロナ」ではなく、
「アフターコロナ (コロナ終息後の世界)」なんだと改めて感じてしまう。

で、そこはもうしょうがないと割り切って。
消費者の心理としては既にコロナは終わったものとして、
気持ちよく観光したいと。
それはそうですよね。
せっかく緊急事態宣言が解除されるまで、2〜3ヶ月間我慢してて、
やっと行ける久しぶりの旅行ですから。

もちろん最低限の、
人混みではマスクをつけるとか、その程度は気をつけるとして。
車を持っている人は、電車じゃなくて車にしておこう、とか。
そういう最低限のことを気をつけて、
あとはもうコロナなんて気にせずに旅行を楽しみたいじゃないですか。

ただしこれは観光客つまり消費者の目線であって、
サービスを提供する側が同じ立ち位置に立ってしまうと
非常に危険だな、って。

サービスを提供する側、つまり飲食店や宿泊施設が
国の指針に合わせて最低限はやったから大丈夫、って。
この程度やってれば大丈夫でしょ。
そういう考えじゃマズイですよね。


国から発表されている「新しい生活様式」と
それに合わせて各産業ごとの指針のようなものが出ていますけど。
あれって、国民1人1人、サービス提供者1店舗1店舗、
みんなが協力して守っていく前提だと思うんですね。

みんながお互いにルールを守るから、この程度で大丈夫だよ、と。
同じ空間にいるみんながルールを守っているからこそ、
お互いの安全が確保されている。

でも、ですね。
今後多少体調が悪くても、皆さん旅行を決行しますよね。
一人旅ならキャンセルもしやすいでしょうけど。
家族旅行だったり友達との旅行だったり。
ここまで数ヶ月間我慢してきて、
春休みやGWに予定してた旅行をキャンセルして、
「やっと行けるねー」ってみんなで楽しみにしてた旅行。
前日に「ちょっと熱っぽいかな」って、簡単にキャンセルし辛いですよね。

自分自身の「行きたい」って気持ちはもちろんだけど、
一緒に楽しみにしていたみんなへ申し訳ないと。

だからもう。
サービスを提供する側は観桜客が「しっかりとルールを守って」
旅行に来ていると信じてしまってはダメですよね。

体調不良だけど来ちゃう人はいるはずだし、
マスクはすぐに外しちゃうだろうし、
アルコール消毒を置いておいても使うとは限らない。

そう考えた時に。
小手先の「対策」ってどうしても限界があって。
やはり大元の「集中」を避ける必要がある。

で、これまで色々と分散の話をしてきて、
もう1つ時期の分散化ってのが残っていて。

もちろん。
日本の四季は本当に素晴らしくて。
桜や紅葉など本当に素晴らしい景色を見せてくれる。
ただ、そういう時ってどうしても混み合う。
だからしばらくはそういう時期を外して、
「絶景を楽しむ旅行」ではなく「ゆっくりと寛ぐ旅行」を楽しみましょうと。
そんな話をしたかったんですけども。

とりあえず最後に一言だけ。
7月下旬から「Go To Travel」とか、言ってる場合ではない。

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