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観光地の「食事の集中」をどう分散させるのか。

どーも、こんばんわ。
またまた昨日の記事の最後に「まとめ」を入れていませんでした。
なかなか習慣化しませんね。
その割に、翌日き書き始めるときには思い出して「あっ」となる。

そんなわけで昨日のまとめ。

・コロナ後の旅行のキーワードは「分散化」
・まずは「旅先」を分散化させよう
・「旅先」が分散化してしまうと人気観光地が困るよね

というお話。
さて今日はこの続き。

「旅先」が分散してしまうと、
人気観光地へ来る人が減ってしまう。
それじゃなくてもしばらく海外からの旅行者は見込めないし、
国内旅行者数の回復もゆっくりとしか進まないだろう。

制限が解除されて旅行が再開されたら是非うちに来てもらえるように!
ってみんな意気込んで待ちわびているところだろうけど。

現状で本当に受け入れできるのか、と。
万全の体制で、安全に。

昨日、一部都府県を除いて緊急事態宣言が解除されましたね。
箱根町のある神奈川県はまだですが。
で、今後の対応・対策についていろいろな話で出てているわけですが、
「屋外200人以下・屋内100人以下のイベントを容認」

もちろんイベントの話で、
これをそのまま観光に当てはめるのはどうかと思いますが。
観光業、宿泊業向けに細かい話はでてきていないので、
あえて無理やりのこじつけなりますが。

つまり屋内で100人以上が集まるのは危険。
しかも収容人数の半分以下にすること。
ホテル、旅館の食事会場をこれに当てはめると、
厳しいところがいっぱいあるんじゃないかな、と。

現状の観光地のホテル・旅館の多くは、
基本的には2食付きのプラン。
部屋食に対応しているのはごく一部に限られ、
多くは大食堂での2〜3回転での食事。

客室数100室を超える施設では、
満室ともなるとギリギリの収容人数で回しているはずで。
ここにも「集中」が存在している。

これからの旅を考える上で、
この食事の集中も分散させる必要があるだろう。

一度に食事のできる人数を減らすと、
満室時に全員に食事を提供することが難しくなる。
考えられる対応策は部屋出しか、素泊まりを増やすか。

部屋出しは人件費やスタッフ数の問題と、
あとは保健所の許可などいろいろ問題がある。

それならということで素泊まりを増やしてしまうと、
箱根には夜間に営業している飲食店が少ないという問題がある。
他の観光地はどうなんだろう。

これまでの旅行だと、
ほとんどの宿泊施設が2食付きのプランになっているから、
夕食はみんな宿泊先で食べていた。
夜営業していても、食べに来るお客さんはほとんどいない。

そんな事情もあり、ほとんどの飲食店が夕方には店を閉めてしまうのだ。

宿泊施設が突然半分を食事なしの素泊まりプランに変更してしまうと、
今度は夜間営業している飲食店にお客が集中することになる。
朝食に関しては、さらに絶望的に対応しているお店が少ない。
多くの人が食事にありつけないという事態になる。

これまで多くのホテル・旅館が利益を最大化するために
できる限り2食付きプランで集客をしてきた。
しかし緊急事態宣言解除後に多くの観光客を呼び込むためには、
食事を分散していかなければならない。

宿泊施設の内部努力だけで乗り越えるのは不可能だろう。
素泊まりプランを増やす前提で、近隣の飲食店と連携し、
地域として夕食を提供できる体制を作る必要がある。

宿泊施設の選択肢としては、
稼働数(客数)を減らすのか、素泊まりを増やすのか。

人気観光地の多くの施設が受け入れる客数を減らして営業すれば、
自然と訪れる観光客数が少なくなり分散化される。

素泊まりプランを増やせば、これまでの
「夕食は宿泊先で食べるもの」という食事の集中を
地域全体に分散することになる。

そして人気店がディナー営業を始めれば、
これまでランチに集中していた客が分散されるかもしれない。

やはりコロナ後の旅のキーワードは分散化だ。

さて、まとめるとですね(覚えてた!)
・これまでの旅行は宿泊先で食事を取るのが当たり前だった。
・この先は全ての客に食事を提供するのは難しい。
・客数を減らして営業するのか、外部で食事ができる環境を整えるのか。

ってことですね。
長い目で見てどちらが得かなんて、一目瞭然なんですけどね。
多分ここで変な方向に舵を切るところが、いっぱい出てくるんですよね。

ということで、人気観光地の自滅的な流れで
「旅先」の分散化が進んでいくのではないかと予想しています。


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https://note.com/hakonegurashi/n/n1481a5cafa96

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