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図書館に行ってきた 6

天国はまだ遠く 瀬尾まいこ
私は歴史の流れ、歴史上の人物などには興味がないけれど、当時の暮らしには興味がある。
そんな感じで旅行に行くなら、観光地には興味がないけれどその土地の暮らしに少しは馴染みたい。
だから遠くへ行くなら1ヶ月は居続けたい。
(そういう本ではない)

神様のすること 平安寿子
「たぶんこの人はこうだったんじゃないかな。」という、自分の視点から見たノンフィクションっぽいフィクション。
人の心は想像でしか測れない。
私も以前の記事でやってたフィクション若林みたいな本だった。

さざなみのよる 木皿泉
ナスミに関わるいろんな人の視点で書かれている。ナスミの視点は入院中に見た風景や感情が多く、とても共感できた。死ぬ側の視点に立ったことはあるけれど、たぶんその先にはまだ見ぬ自分の本性があるのだろうなぁ。ナスミの死に様は、まだ時間がある人が考えたかっこいい姿だった。

後悔病棟 垣谷美雨
やり直せるなら何歳に戻りたいか。
私は戻りたいと思ったことはない。後悔もない。でも余命を宣告されたら何かしら思うのかもしれない。まぁ、やり直したとて。そう思える本だった。

過ぎ去りし王国の城 宮部みゆき
こういうファンタジーの話はたいてい上下巻になるのだけど、一冊にギュッと詰め込んだ感じ。内容もお馴染みの感じ。相変わらず本の中へ、そして絵の中へしっかり入ることができた。


今回は意図せず「死」に関する内容の本が多かった。そしていろんな捉え方があって面白かった。

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