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図書館に行ってきた 15

君待秋ラは透きとおる 詠坂雄二
アメトークの読書芸人の1人がおすすめしていた詠坂雄二さんの本。今まで読んで来なかったタイプのSF小説。
ストーリーや設定はとても良くできていた。すごく頭の良い作家さんなんだろうなぁ。
ただまどろっこしい、小難しい説明が多かった。設定の解説も大事だけど話のテンポも大事なんだよなぁ。

剣持麗子のワンナイト推理 新川帆立
ドラマで見た内容もあり。本の中では剣持麗子がちゃんと中心に描かれていて良かった。淡々とした性格の主人公に合わせて事件の解明も淡々と行われていた。
「元彼の遺言状」も本で読んでみたいと思った。

引き抜き屋 1 ・ 2   雫井脩介
ヘッドハンターする側、される側共に全く知らない世界でとても面白かった。人脈とコミュ力が必要不可欠な仕事は私にはできそうもない。本ではそんな世界を垣間見ることができる。
小穂の人柄が良い人を集め、人を見る目がどんどん養われて、最後にみんな丸く収まるのが気持ち良かった。

ラジオ・ガガガ 原田ひ香
主婦としては1話目でガッツリ心を掴まれた。他の話では他の年代の人の心を掴むのだろう。
私もラジオに何度も救われた。そこには居場所があって、仲間がいて、笑いが溢れていた。
お馴染みのラジオ番組の名前が出ていてテンションが上がった。

静おばあちゃんと要介護探偵 中山七里
「さよならドビュッシー」だけ読んだことがあり、まさか繋がりがあるとは。
そんなことより2人のやり取りがそれぞれの性格を浮き彫りにしていて、そんなやり取りを書ける作者の知識量と頭脳に尊敬しかない。特に香月のでたらめな言い分に1本の芯があるところがすごい。

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