見出し画像

入院生活は慣れた頃に終わる

おかげさまで明日の退院を待つのみ。特にすることもないので入院生活について私なりに見たこと感じたことを書いていこうと思います。一般的な入院ブログとは全然違うと思いますが、興味がありましたらお読みください。


病院内は清潔な所という印象がある。歩いていてもそこかしこに必ず清掃員がいる。
入院部屋にも毎日清掃員が来る。入院着もいつでも取り替えてくれるし、シーツは週一回総取り替えしてくれる。
しかし患者本人はとにかく不潔だ。体は汗だくだし、頭は日に日に臭うし。
私は今回おそらく人生初のお風呂無し生活最長を経験した。6日間。2日続けてシャンプー2度洗いしてようやくいつもの頭に戻った。恐ろしや。

最近は傷口のガーゼをこまめに取り替えたりせずシールを貼りっぱなしの方が傷の治りが早いらしい。ただずっと貼ってあると痒くなる。でもその割にあまりかぶれなかったなぁ。
そのシールや、点滴や採血の時に貼ったテープを剥がした後のベタベタがとにかく取れない。暇な時にウェットティッシュでちまちま取り続けた。


続いて部屋について。
洗面所の水道とトイレの水圧が驚くほどすごい。自動タイプの水道は気をつけないとコップから勢いよく噴き上がる。(やらかした)
排水口も太く、何を流しても詰まりにくいようになっているのだろう。
その点シャワーは節水タイプで細くて痛いやつ。

マットレスは点で支えるタイプで熱が出て暑くなっても何故かすぐ冷える。掛け布団は薄いのに極暖。前回の病院の掛け布団も薄かったなぁ。エアコンが26度設定だったからかなぁ。
ベッドはリクライニング式で寝起きが楽だった。
枕はパイプ枕。枕というより体を支えるのにちょうどいい硬さで、床ずれ防止クッションとして使ってた。枕はタオル地の膝掛けを枕代わりにして寝た。パイプ枕よりちょうどいい高さだった。


次は入院着について。
入院着は前開きなのでいろいろと注意が必要。傷口があると下着はつけられないし、Tシャツは傷口の確認に不向きだから、つまりは入院着1枚だけを着ることになる。
そのゆるっとした入院着のポケットによく重い機械を入れられ、その結果必ず前がはだけてくる。何か羽織りものをと思ってもなかなか体温調節が出来ずに、ウリャッ!と放り出したくなる。
今更恥も何もないけれど乳丸出しで寝るわけにもいかず、そこで今回役立ったのはリネンバスタオルだ。薄手で軽くて吸水性もあり最高のストール代わりだった。傷口の確認の時もふわりと胸を隠してくれた。


最後にプライベートは無いよという話。
私は夫にわがままを言って今回個室を使わせて頂いた。
その部屋の窓は大きく、光がよく入るが10センチほどしか開かない。バルコニーへのドアはあるけど取手はない。窓の外から室内が見えるような近くの建物は、同じ病院のものだからか雨戸がしっかり閉められている。レースのカーテンをすれば基本大丈夫だと思う。私は晴れた日は全開にしていた。
部屋の中には防犯カメラが有り、おそらく部屋全体が映されている。ドアを開ければトイレまで。
目的は万が一の防犯対策。これを気にしていたら着替えもできない。
そして部屋に鍵は付いてないので容赦なくいろんな人が入ってくる。先生、看護師、清掃員、配膳係など。ノックはすれど私の返事は待たない。
何度トイレ中に来たことか。いや、個室のトイレだから全然良いんだけど、体から管がいろいろ出てる時は機械を引き連れて移動しなければいけなくて、それがトイレ内に入りきらない!よってトイレのドアを開けたまま入ることになり、そんな時に限って来たりするんだよ。
だから「トイレ中でーす」と掠れ声で叫ぶ。
これはあるあるだと思うから、トイレに行きたくなったら行った方がいい。
「もうすぐ来るかな、その後にしようかな」
は厳禁。待ってる時ほど来ない。
3日目辺りからだんだん訪問サイクルがわかってくるから、時間を見計らって洗顔や歯磨き、シャワーをした方がいい。
あと先生方の回診の時間は知っておいた方がいい。そこでドア全開でトイレ行ってる場合じゃないから。
食事時間はいつも短め(30分無い)だけど気軽に延長させてくれる。
食事が来た直後は割と誰も来ないから、見られたくないことは先に済ませておくといいかも。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?