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ルノアールに行きたい

こんにちは!hakko projectです!

私たちhakko projectはnattojaneseという大豆発酵食品を販売しています。


最近、「去年、ルノアールで」というドラマを見ました。

主人公である「私」がコーヒーを飲みながら他の客さんを観察し、聞こえてくる会話や言動から彼らについて妄想するというショートストーリーです。

今から十数年前、日本の会社を辞めるとき、退職願を書いたのが銀座のルノアールでした。

私が新米社会人だった約20年前はスターバックスやシアトルズベストコーヒーなどのシアトル系コーヒーがとてもおしゃれとされていた時代。
会社の人に会いたくなかった私はシアトル系ではなく、オフィスから少し離れたルノアールを選び、当時勤めていた会社の規定であった手書き(!!!)で退職願を書いたのでした。縦書きの便箋に最下段から「私儀」と書き始める謎のルールを初めて知ったのもこの時です。(今もあるのかしら)

ドラマで描かれている通り、ルノアールのお客さんの自由度はシアトル系コーヒー店のそれよりもずっと高く、
保険の営業をしているひと、子供といっしょにきているけど子供そっちのけでずっと電話しているお母さん、独りごとを言い続ける若者、関係性のわからない和服の女性と老人、思い思いにルノアール滞在を楽しんでいました。

当時は今のようにwifiやUSBポートやコンセントの有無はそれほど重要でなく、それよりもいかにプレッシャーに晒されることなく長居できるか、タバコが吸えるか、他のテーブルとの距離がほどよく離れているか、好きな漫画が揃っているか、そういうことのほうがコーヒー屋さんには大事だったような気がします。


月日は流れ、現在私が住んでいるシンガポールにはスターバックスはあってもルノアールのような喫茶室はなく、今でもあの自由な時間が流れているならば、次に日本に帰ったらルノアールに行って、普段飲まない深煎りコーヒーを飲もうと思うのです。


Baseのオンラインサイトでもレシピを公開しています。アカウントなしでも見られますので是非ご覧ください。





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