見出し画像

立位体前屈は、3つのコツで5センチ変わる

立位体前屈。
平たく言うと
「立って前かがみになって、手がどこまで届くか?」
ですね。
小学生の頃の体力測定で、一度も着いたことなかったです。
身体固かったもので。

ところが、この仕事を始めて骨格模型とかを散々見て、構造を理解したら。
今、この歳になって手が床に付きます。
実はちょっとしたコツで、より深く曲げられるようになるのです。

・コツその1 曲がるのは股関節!

身体が固い人は、腰を曲げて手を付けようとしていることが多いです。
体前屈で曲げる最大のポイントは股関節。

お尻の横、骨が手に触る高さに股関節がある

お尻の横を触ると、骨が手に触りますね。この骨の内側に股関節があるので、この部分を目安にして、身体を二つ折りにする感じで曲げます。

・コツその2 上半身は曲げるのではなく、背中を伸ばす

背骨は、椎骨という骨が積み重なってできています。
体重を支えるのは前半分で、後ろ側の棘突起と言われる部分が動いて、身体を前後に曲げることができます。動くのは、椎骨の後ろ半分。

そこで、上半身は、
「体幹を曲げる」
ではなく
「背中が長~く伸びる」
というイメージで曲げてみましょう。

背中だけを延ばすイメージで

お腹や胸はそのまま、背中だけがグーンと長くなる感じです。
前側が窮屈でなくなって、大きく曲げられます。

・コツその3 体重を少し前に

これは小技ですが、身体が固い人は前に倒れまいとして、踵に体重をかけて踏ん張ってしまいがち。そうすると腰が引けて、身体が後ろ寄りになるので、手が下方に延びません。

足の裏の、土踏まずかもう少し前くらいに体重をかけるようにすると、手が大きく下がるようになります。

大人になると、立位体前屈をすることなんてまずありませんが、もし機会があればお試しください。

八起堂治療院ホームページ 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?