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よわいひらやまさんと車座になって話す会の灯

蛇足

書けなかった。

なんだか、書けなかった。

いや、書かなかったのかもしれない。

主催したのが、1月11日である。
もうだいぶ経過している。

入場料はイベント参加noteです!

と伝達した張本人が、ここまで入場料を踏み倒すわけにはいかない。

…と、既にこの不必要な前置きで、既に直面している気がしてならない。

己の弱さと。

まぁ、端的に言うと、弱っていた。
実を言うならば、今も相当弱っている。

弱っている中で、なんとかその弱さに取り込まれないように。
弱さに甘んじて、弱さに妥協して、弱さの闇に溺れないように、少しでも、強さを取り戻そうとしていたのかもしれない。

もしかしたら、いまもなお。

今、振り返って改めて考える。

あのイベントに、自分は何を見出したかったのかを。
あのイベントで、自分は何を見出したのかを。

依頼

依頼したのは、note関連のイベントだった。

そのイベントの少し前、カズさんと、ひらやまさんをまなサロのゲストにお招きして、何かイベントをしたい、と飲みながら話していた。

せっかくお招きするのならば、いつもと変わった切り口でお願いしたい。

ならば、noteの外側の話をお願いするのはどうだろうか。

よわいひらやまさんのアカウントのお話をしてもらうのはどうだろうか。

ひらやまさんならば、よわさを持て余している人たちの、灯になりうるのではないか。

そんな話をしていた中で、イベントでお会いしたひらやまさんに、その旨を依頼した。

「いいですよ」

文字通り二つ返事だった。

依頼した自分が、戸惑うほどに。

迷いなく。

もしかしたら、イベント中のご発言よりも、この二つ返事の方が、自分にとって衝撃だったのかもしれない。

まぁとにかく。

依頼したこちらが戸惑うほどに、二つ返事で、事は成立したのであった。

打合せ

実は当初、完全オフラインのイベントとして、SNS投稿は禁止の方向で提案していた事を、ここで告白する。

今思うと、何故そう思ったのだろう、と首を傾げたくなるが、当初はその方向で進めようとしていたのだ。

きっとそれは、薄々と、自分の弱さを発露する事への嫌悪や恥があったからだろう、と推測する。

もはや推測するしかないほどに、そう思った理由を思い出せないのだ。

なぜなら、自分の懸念したことなど、露ほども起こらなかったどころか、皆さんのnoteや呟きが、私たちにとっての恵みの雨になったのだから。

イベント

話は多岐に及んだ。

シンプルな自己紹介に、最近あった良いことを加えてもらったり。

自分の弱さと向き合い、今までの自分を飛び越すきっかけとなった、バネの様な体験談をシェアしあったり。

会への参加スタンスも多岐に及んだ。

積極的な話し手に回るもよし。
積極的に聴き手に回るもよし。
話を踏まえて、自身と向き合う時間に充てるもよし。

自分も話し、聴き、コーヒーを淹れたが、会の細かい内容を、実は殆ど覚えていない。

例えば、「コミュニティで死んだ話」をした事を、参加者の方から言われて、思い出したほどだ。

あとはせいぜい、失恋した話をした事くらいしか、覚えていない。

きっと参加された皆さんに言われれば、「ああ、そういえば!」となるのかもしれない。

だが、今は思い出せない。

今の自分は思い出せなくても、皆さんの会話は、ほとんど途切れる事なく弾み、誰一人として話を否定することもなく、遮ることもなく、独占することもない、全員が全員を尊重し合うことが出来た会だった。

だからかもしれないが、途方もなく豊かな時間の中にいた事だけは、今でも鮮明に覚えている。

イベント後

そのイベントを終え、何を思っただろうか。

生きてりゃいいことあるな。
企画して本当によかったな。
満更でもないじゃないか、自分。

ひらやまさんは、弱さを自分に当てる光の角度の違い、という言い方をされていた。

そして自分は、今もなお。
その角度から光を当てることを、頑なに拒んでいるのではないか。

自分の弱さに当てる光を。

それじゃあ、せっかくだから。

当ててみようか

いや〜勘弁してくれよ。

堪えるよ〜信じて裏切られるってのは。

日がな一日暇してるってのもしんどいねえ。

今はとても前なんてむけたもんじゃないんだよ。逆走しないだけで精一杯なのさ。

これからの金の心配とかしたかねえんだけどな〜

人信じるの怖いな〜

俺そんなに変わってるのかな?

もうちょっと世間様、私を受け入れる裾野を開けてくれやしませんか?

私ゃそんなに組織ってやつにいられんのですかな?

筋を通した生き方をしたいだけなんですけど。

もうちょっと光を強くしてみようか

頼むからさ〜

俺に仕事くれないかな?

やるよ〜俺は。
やる気あるよ〜

あ、ごめん嘘。

今は無理。
しんどい。
マジでしんどい。

だからお願い。

もう少し、休ませて。

光を消そう

平日の昼間、家に一人でいると、闇落ちするんです。
それを必死で食い止めようと、陽の気を摂取しに行くのです。
今の自分では到底満たせない、陽の気を。

申し上げます。
申し上げます。

私の心にほんの小さな、けれども決して消えない光を灯してくださった、このイベントに心からの感謝を。

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イベントレポ

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