秋葉原のすみっこで漂う1

秋葉原に来て丸３年経ちました
３年経っても秋葉原という街は飽きません
毎日違う表情をしています

３年経って変わったこと。
それは風俗営業許可のお店がメジャーになってきたこと。
良いことなのか悪いことなのかわかりません
私が秋葉原に来た時も風俗営業許可の店はありましたがごく少数。それも秋葉原で風営ってどうなの？って風潮がありました。

キャストドリンクだったりライブだったり風俗営業にあたるのではないか？未成年が働くのはどうなのか？
すごく論争になりました。
摘発されたお店もでてきて今は風営法を取るのが安牌な空気感。

様々な考えがあるので何が正しいかは人の数だけあるのだと思います。

ただ私個人の意見としては寂しいなって思います。
私は初めて所謂「萌産業」に触れたのが中学生の時。あの時のときめきと憧れが忘れられなくてメイドになりました。

もし今のようにコンセプトカフェが風営法があり未成年が入れないお店だったら私はメイドにはなってなかった。

教室の隅にいて本を片手に自分の世界に浸ってばかりいた私を外の世界に連れ出してくれたコンセプトカフェ。

垢抜けないまるでお芋のようだった私。
キャストさんに憧れて髪を切りメイクを覚えて自分には似合わないと思って見ないふりをしていたキラキラした洋服を勇気を出して着てお店に行ったこと。私が私になれたのはコンセプトカフェに出会えたから。

今後の萌産業がどうなっていくかわかりません。
だって3年前のコンカフェを愛する人たちに風営法がメジャーになるよって言っても信じてもらえないでしょう。

秋葉原の片隅で私は大好きなこの業界の行先を
「メイド」であり続けたい私が秋葉原で感じたことを綴っていきたいと思います。