人と人が紡ぐ産業の遺伝子
こんにちは。
株式会社クアンド エンジニアのhakatakinocoです。
私がクアンドに入社したきっかけと、その想いを実現するために、現在どんな組織となっているのかエンジニア目線でご紹介したいと思います。
まず、私についてですがSES派遣エンジニアとして10年程あちこちの現場へ出向し、主にJavaを使用したWebアプリケーション開発を行なってきました。ありがたい事にデータベース設計からWebフロントの開発、さらにアプリ開発に至るまで様々な分野を経験する機会を得ることができ、クアンドではクラウドインフラやネットワークにも関われるフルスタックエンジニアとして活躍させてもらっています。
故郷とクアンドのDNA
クアンドに入社するまでは、リモートワークが浸透していなかったことと、圧倒的に開発案件が集中していたため福岡市内に住んでいました。が、あるとき様々なタイミングが合い、実家のある大牟田に戻りました。
ゆっくり変わる街・人
実家を出て十数年、月数回は実家に顔を出していたので街や人(家族)の様子を知らないわけではなかったはずでした。引っ越してゆっくり過ごして久しぶりに過ごす実家と故郷、それまでも見ていたはずのその変化に段々と気付き始めました。
家族の老化、街行く人の高齢化、空き家の増加、自分のスキルが生かせる仕事の少なさ、赤錆の増えた見慣れた工場。
もちろんプラス面で変わっていた所もありますが、自分の故郷が都市に比べて取り残されていると感じざるを得ず、虚しい思いが胸を埋め尽くしました。
クアンドのDNA
家族のこともあり地元大牟田にそのまま住む決心をしたものの、3次産業の従事者である自分がこのまま故郷に長く住み続けるには、1次産業、2次産業が活発であり続ける必要があると考え、それに何かの形で貢献できる事を条件に転職活動をしました。
その時、スカウトを受けたのが「UPDATE THE INDUSTRY-地域産業・レガシー産業のアップデート-」をDNAとするクアンドでした。
その直球とも言える言霊は、私の胸を深く刺し、しかも某ウイルス流行前の当時には珍しくフルリモートワークOK!という環境。
喜んで面接を受け、入社しました。おそらく、その時の私の目はキラキラしていたと思います(笑)
SynQ Remote
私が入社した当初、クアンドは地域産業・レガシー産業にフォーカスした受託開発を中心に利益を上げていました。しかし、少人数組織である私たちにとってそれだけでは1社に価値を提供できても、社会問題にインパクトを与えることは難しい問題でした。
そこでSaaS型のシステムとして産声を上げたのが「現場仕事に従事する人を時間・空間・言語からの解放」することを目的としたSynQ Remoteです。
時間・空間・言語から解放するとはどういう意味?
という話を株式会社クアンド CROである梅田がこちらで丁寧に解説していますので、併せてご覧いただければと思います。
SynQ Remoteのファーストリリースから数年、通話品質改善やUXの見直しを繰り返しながら様々なお客様にご愛用していただきました。そして今年、ついに我が故郷たる大牟田市の企業様にもご興味を持っていただく事ができるようになってきました!
お客様と一緒に空間の壁を越えることができるのだと思うと、仕事に一層やりがいを感じます。
地域産業・レガシー産業に光を差したい
クアンドのDNAが指し示す地域産業・レガシー産業とはなんでしょうか。
特に「レガシー産業」という言葉はあまり聞きなれない方や、どちらかというとネガティブに思われてしまう言葉かと思います。
クアンドが指すレガシーとは「人から人へ受け継がれるもの」という意味合いが強く、どうしても機械化できない仕事・職人技のように伝統として受け継がれてきたものが今、少子化や地域人口の減少などにより維持することが困難になってきているという事に目を向けた言葉です。
そのような現状を迎えようとしている方々に新しい光として、私たちクアンドは「UPDATE THE INDUSTRY-地域産業・レガシー産業のアップデート-」というDNAのもと、「現場仕事に従事する人を時間・空間・言語から解放し、「知」を繋ぎ能力を最大化する」ことをミッションに掲げています。
私がリモートワークという時間・空間を越える手段を得て、働き方と家族の関係を変えることができた様に、私たちクアンドの働きかけがお客様の新しい光となれるように日々お仕事に励んでいます!
クアンドはバリューファースト組織
ここまでは一人の地域住民としてみたクアンドでしたが、
話を少し変えまして、ここからはエンジニアとしてみたクアンドの特色を少しだけご紹介いたします。
実は弊社、最先端の技術を追い求める技術者集団・・・ではありません。
なのでSynQ Remoteには現状、AIの恩恵を受けている何かの機能があったりするわけではないです。
とはいえ、SynQ Remoteに使われている技術の中にはWebRTCや、仮想化テクノロジー、クラウドインフラなど最新の技術もあります。
その技術選定は何を基準にして行われるのでしょうか。
それは、例えば以下のような過程で判断されます。
お客様に提供したい価値(バリュー)は何か
提供する価値に、お客様が求めているユーザ体験はどんなものか
そのユーザ体験を素早く、堅牢に作り出せる技術は何か
最新技術や、枯れた技術を忖度なく比較して最も適している物を選択
この様にクアンドでは、「この技術に興味がある。難しい技術だから時間やお金もかかるけどそれを絶対に使う」様な判断はほとんどしません。
議論の中心には必ず「お客様に提供するバリューと、それに求められるであろう品質」の想定があり、途中で何度もその原点に立ち返ります。
これについては私の想像するイケてるスタートアップ企業とはちょっと違うなぁと思うと同時に、ユーザに、地域に寄り添っているんだと実感するポイントです。
反面、働いているエンジニアとしては、少し怖いポイントでもあります。
常に枯れた技術を使えばいい!であるとか、最新を求めよ!という命題がないので、まさに「温故知新」。
提供したい価値にジャストフィットする技術を探り当てるという工程が必要になるからです。その選定をミスしてしまうと、不必要に開発が大変になったり、何かが違うユーザ体験になってしまったりする可能性もあるので冷や汗ものです・・・
しかし、そのバランスを見つめながら仕事をすることも責任であり、また楽しみでもあります。
最後に
ここまで長いお話にお付き合いいただき、ありがとうございました。
最後にお知らせとお願いです!
私が勤めている株式会社クアンドでは、日本の産業をアップデートする事をミッションとして社会課題に取り組んでいます。
クアンドという会社をもっと知れるEntrance Bookは=> こちら
そんな私たちと一緒に働いてくれる仲間を大募集中です!
特に、今まさにSynQというプロダクト開発を進めており様々な職種のメンバーを募集中です!もしご興味を持っていただいてお話だけでも!という方もぜひご連絡ください!
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