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敗因分析。なぜ「一歩」をためらってしまうのか。【就活の記録】#1

お久しぶりです。博多画伯です。みなさん今週もお疲れ様でした。今週1週間はいかがだったでしょうか?僕は毎朝のジム通いで体重が1.5kg落ちました。やったー。

今回は私の就活スケジュールとそこから見える敗因を分析してみようと思います。25卒でこれから就活を始めようと思っている方は「こいつみたいにはならないぞ!」という反面教師として、ぜひご活用ください。


私の就活スケジュール(※絶対真似しないでください)

まず私の24卒就活スケジュールをざっくり振り返ります。

2022年12月
4大出版社(講談社、集英社、小学館、KADOKAWA)のエントリーが解禁。
ESの締切が2月だったので、「まぁ大丈夫か。」と思い、手をつけない。

2023年1月末
そろそろやらなきゃ、と思いESを書き始めるが、全く埋まらない。ES書くのってこんなに難しいの?

2月頭
ES締切直前。やっとの思いで集英社のESを書き上げるも、結局他3社のESは提出できず。「まあ他にも出版社はたくさんあるでしょ。」と謎の余裕を見せる。(集英社のESは通過)

3月
就活解禁!各企業が一斉にエントリーの受付を開始。
「エントリーは20社くらいしておいた方がいいよ」という友人のアドバイスを参考に、20社ぐらいマイページの登録をするも、半分ほどしかESを提出できず。「他の就活生はこんなに大量のESを本当に書いているのか…?」と自分の準備不足に焦りを感じ始める。

4月
ESが通過した企業のWebテストラッシュ。
対策を全く行っておらず、序盤は落ちまくり。急いで対策をしてなんとか巻き返す。新学期も始まり、就活に割ける時間が減少。

5月・6月
Webテストに通過した企業の面接ラッシュ。
スーツを持っていなかったので、急いでユニクロで購入。
5社ほど受け、結局二次面接に進めたのは2社だけ。

7月
とうとう残り1社に…

敗因は「プライドの高さ」と「ネガティブ思考」

「始めるのが遅すぎた」
上記のスケジュールを見れば一目瞭然ですが、私の就活の失敗は本当にこの一言に尽きます。周りの友人で、早い人は3年の夏からすでに就活を開始しており、私はそのことに気付きながらもなかなか就活に踏み出すことができませんでした。どうして私はそこまで就活を避けてきたのか。いま一度自分の就活を振り返ってみると、2つの原因に思い当たりました。

①「失敗して恥をかきたくない!」というプライド

就活に失敗する人の特徴として、プライドの高さがあると思います。ここでいうプライドとは、「過剰に失敗を恐れる気持ち」のこと。私自身、これまでの人生でほとんど面接というものを体験してこなかったため、人前で恥をかくことに対する恐怖が異常に強かったのだと思います。面接から逃げ続ける間に、自分の中の苦手意識がどんどん肥大化し、結局本選考まで一度も面接の練習をしませんでした。

いま強く思うのは、「最初から完璧な人はいないし、失敗しなくては人は成長できない」ということ。それに、失敗なんて想像していたより大したものではありませんでした。実際に面接を受けてみて、自分の人格や人生を否定してくるような面接官はいませんでしたし、多少言葉に詰まっても一生懸命汲み取ろうとしてくださる方ばかりでした。結果的にはうまくいっていないのですが、落ちるたびに不思議と「次はこういうふうに言ってみたほうがいいな」とか「もっと面接受けて自分のトーク力磨きたいな」という向上心が湧き上がってきました。死線を超えるたびに成長するサイヤ人さながら、人が成長するいちばんのきっかけは結局、失敗の経験なのだと思います。

だからこそ、一番重要なのは「最初の一回」のハードルを越えること。特に自分のようなプライドが高い人にとってそのハードルは富士山よりも高く感じるかもしれません。ただ、友達と一緒にエントリーしてみるとか、最初の面接を受けたら自分にご褒美を買ってあげるとか、ハードルを下げるためにできることはいろいろあったんだろうなと思います。

至極ありきたりな結論になりましたが、どうせ失敗するなら早く終わらせてしまうに越したことはありません。

  1. 就活は誰でも失敗する

  2. 「最初の一回」のハードルを下げる工夫を

  3. 失敗すればいやでも成長する

②「見えない敵」にビビるネガティブ思考

「人に言えるような頑張った経験なんて一個もない…」自己分析をしていて、このように感じたことはありませんか?「ちゃんと考えれば絶対あなただけの長所が見つかるから!」という他人の言葉に無性に苛立った経験はありませんか?

「ないものはないんだよ!お前に私の人生の何がわかる!!」

私は部活やサークルの代表をしたこともなければ、特定の分野で誰にも負けない結果を残した経験もありません。そんなどこにでもいるようなつまらない人間であることが、ずっと自分のコンプレックスで、就活ではそれを盛大にこじらせてしまいました。

「自分にはいいところがないのだから、就活なんてやってもうまくいくはずがない」そうやって自分のネガティブ思考を言い訳に就活を避けてきたことが、私の二つ目の敗因です。

就活をする上で、「結果を残した経験」とうのは確かに大きなアドバンテージです。スポーツで全国大会に出場!とか、「〇〇オリンピック」に出場!とか、圧倒的な結果を残している人はそれだけでインパクト抜群で、否応なく面接官の印象に残ります。しかし、裏を返せばそんなすごい人たちはほんの一握りの存在です。その他大勢の学生なんて、面接官からしたらどんぐりの背比べ。つまり、「人に言えるような結果がなくて…」と困っている就活生がやるべきなのは、最強の就活生たちを相手に果敢に立ち向かうことではなくて、どんぐり達の椅子取りゲームで勝ち残る工夫をすること。

そのために必要なのは必ずしも結果だけではないのかも、と私は面接の失敗を通じて学びました。

「学生時代頑張ったこと」で、私は長期インターンでライターとして活動した経験を話していました。自分の中でのそれっぽい経験が長期インターンしかなかったからです。何かすごい結果を残したというわけではなかったのですが、とりあえず自分を大きく見せなくては!と焦り、「仲間から信頼されるようになった」とか「読者にわかりやすい記事を書けるようになった」とか、誰でも言えるようなふわふわした言葉で結果を必死にアピール。当然、そんな弱いガクチカで入れてくれる会社はありませんでした。何度か失敗するうち、「これは結果で勝負するのは無理だ」と開き直って、自分が長期インターンを始めた経緯や、ほかの人が知らなそうな珍しい仕事の経験をアピールしてみることにしました。するとあきらかに面接官の反応が変化し、深掘りされる回数も増えました。たとえすごい成果を出していなくても、人とは違うユニークなエピソードを話すことができれば、少なくとも面接官の方は耳を傾けてくれます。

自分のエピソードを面白く話すために、邪魔になってくるのがネガティブ思考です。ラーメン屋の店主が「不味いかもしれないんですけど…」といってラーメン出してきたら、どれだけ美味しそうでも食べる気なくなってしまいますよね。自己分析をするときはネガティブ思考のフィルターをいちど外して、「どれだけ面白く伝えられるかな」というポジティブ思考で自分の人生を振り返ってみるのが良いと思います。

  1. 具体的な言葉(エピソード)で話す

  2. 自分にしかできないユニークな話をする

  3. どれだけちっぽけだと思う話でもポジティブに伝える努力をする

まとめ

自分の就活の敗因を「プライドの高さ」と「ネガティブ思考」という2つの側面から分析してみました。私がいま過去の自分にいちばん伝えたいのは、「あーだこーだ言わずにとりあえずやってみろよ」ということです。いろいろな言い訳をして就活から逃げても、いつかは必ず向き合わないといけない時が来るし、逃げれば逃げるだけその反動が後になって自分を苦しめます。就活に失敗した人の意見であるため、これが絶対ではありません。しかし、少なくとも早めに就活をはじめて損することはないと思います。

また来週日曜に新しい記事を更新します。ご覧いただきありがとうございました。

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