詩)スカイフィッシュを守りたい

※少しセンシティブな内容かもしれません。閲覧注意!

もうね 楽しめなくなるかもね
生易しく傷付いてしまったこと
傷付けてしまったときの歌を

振り返ることもお恥ずかしい願望や妄想
それを恰好をつけて肯定できるほどの圧倒的な彩り
魔法のような音を楽しむ

超人的なパフォーマンスから繰り出される
日常的に疲れた心を鼓舞するドラミング
擦り切れながらも命を帯びた歌声とメッセージ
ありがとう ただひたすらに味わっていたかった

しかし残念ながら
これからは醜悪で詰まらないものを見定める必要がある

それも吐き気がするほどに

すべては芸術を楽しめる心を生かすため

芸術は日常を泳ぐ魚だ
非日常を泳ぐ魚は純粋に美味しくなくなる

大好物である哀しみの強壮剤
生易しくも傷付いてしまったこと
傷付けてしまったときの歌や絵は
パサパサと苦いだけ灰の味になる

生まれる前から存在する敵意とオペレーション
この醜悪で詰まらないものを見定める必要がある
いまの異常事態からつかみ取ることができるだろうか

歴史は繰り返す
彼らも学び 試行錯誤している
日常が突然 非日常になってしまったなら
僕たちは芸術にごまかされたことになってしまうよ

もちろん芸術もときに警告をする役割を持つ
しかし 誰かさんがフライング気味に白けさせた
上手くほんとうを暗喩できる人が歌う前にね
これできっと多くの芸術家は
すっ転ぶのが怖くて表現出来なくなった
ほんとうに自分が疑問に思っていることを

わたしたちは日常のためにすでに戦っているって? 
職場という名の戦場で?
それもそうだろうけど今回のはわけが違う

アレは打つな 君じゃなくなる

アレと言ったらアレだ 分かってくれよ

スカイフィッシュを守ろうよ

一緒に美味しく食べようよ




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