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柴犬くんの顔のお話

最近、うちの柴犬くんの鼻筋が白くなってきました。八歳なので、中年といったところ。シニア犬になってきています。

柴犬は年をとるにつれ、顔が白っぽくなってきます。うちの子の場合、子犬の頃は鼻筋は結構黒かったです。それが茶色になり、だんだん白くなってきています。顔全体の印象としては、やんちゃで精悍な感じから、穏やかで優しそうな感じに変化してきているようです。

柴犬というのは、赤ちゃんの頃は温泉饅頭みたいです。茶色と焦げ茶と黒色でできていて、ころころ丸くて大変可愛らしいです。

子犬から成犬になる過程で、一度毛が生え替わります。

成犬になると、春と秋の年二回換毛期があり、犬によって異なると思いますが、そこそこ長い日数(月単位)抜け毛が多くて大変です。年をとってくると、この換毛期のサイクルがずれることがあり、昔うちにいた子には、真冬なのに夏毛になってしまうことがありました。

そんな柴犬ですが、顔が白くなっていくことからも分かるように、かなり年齢によって顔が変化します。

犬種によっては、年をとっても子犬のような顔のままという犬もいますが、柴犬はちゃんと、少年から青年、中年、老年と変化していきます。
飼い主にとってはいつまでも変わらず可愛いので、可愛い可愛いと撫でつつ、ふと、おじさん顔だなっと気付く瞬間があります。まあ、そう言う人間の方もちゃんと年をとっているので、お互い様ですが。

とはいえ、赤ちゃんの頃を知っている飼い主としては、人間換算するともう同い年くらいになってしまったか、と切ない瞬間です。
犬の寿命は短いので、赤ちゃんで抱っこできた子が、どんどん自分の年齢を追い越していく。髭や睫毛が白くなってくると、黒く戻らないかなあと、しげしげ眺めてしまいます。

そんな眼差しで眺められた犬の方は、何?ちょっと嫌なんだけど、というような表情をしています。
いけないいけない。
この子には、私が笑っている顔を覚えていてほしい。目が合ったら、にこっとして、いつでも必ず、一緒にいたら安心な飼い主だと思ってほしい。飼い主の機嫌を窺うような顔を犬にさせたら、悪い。

そう、胸に刻んで、今日もにこにこしていたいと思うのでした。



胡蝶蘭

胡蝶蘭、7つ花が開きました!
嬉しいです(*´▽`*)

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