見出し画像

感想『ツチヤの口車』土屋 賢二

まえがきから笑わせます。
著書を買う人間が誰もいない理由(理屈)を延々述べるとはさすがです。
助手さんの安定・天才的な切り返しはまさに神レベル。
何と土屋先生は学部長になられて(何故?)
その裏話もまた楽しく、ほろっと泣けます。
新入生向け学部説明会の挨拶の言葉
「教官達は皆さんの力になりたく待っているのです」
素敵です。
その後のたとえが
「泥棒に入られるのを待っている資産家のようなもの」
さすがです。

土屋先生の本を読むと不思議と心が安定する為、図書館で借りました。
今度は買いますよ、たぶん。。。
それにしても、滅茶苦茶なようで筋が通っている土屋先生の理屈に頷いてしまう自分に驚いている今日この頃。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?