マガジンのカバー画像

Book worm

29
本の虫の独断と偏見のオススメ本
運営しているクリエイター

記事一覧

感想『今はもうない』森 博嗣

S&Mシリーズ。 姉妹が隣合った密室で殺された。 二部屋を行き来できるのは、壁の小さな穴の…

Haju
1年前
5

感想『赤緑黒白』森 博嗣

男は射殺され、赤い塗料を吹き付けられていた。 女は、首を絞殺され、緑の塗料を吹き付けられ…

Haju
1年前
1

感想『月は幽咽のデバイス』森 博嗣

狼男が住んでいる噂のある豪邸を訪れた保呂草は、主の篠塚宏邦から奇妙な取引を持ちかけられる…

Haju
1年前
3

感想『ツチヤの口車』土屋 賢二

まえがきから笑わせます。 著書を買う人間が誰もいない理由(理屈)を延々述べるとはさすがで…

Haju
1年前

感想『ミステリーファンのための警察学読本』斉藤 直隆

大好きな作家、麻見和史さんの参考文献に記載がある本書。 調べたところ、図書館の書庫資料に…

Haju
1年前
2

感想『神様が殺してくれる』森 博嗣

『僕』ことレナルドの視点から語られる本書。 前置きは「ある事件の記録だ」 国際刑事警察機…

Haju
1年前
4

感想『四季(春 夏 秋 冬)』森 博嗣

衝撃のデビュー作『すべてがFになる』の重要人物 真賀田四季。 彼女は何故あのような行動に出たのか? そして、今、世界のどこにいて何を思うのか? 物語の始まりは透明人間の視点から、五歳の四季が語られる。 既に、彼女の知能は、大人たちを上回っていた。 天才少女の孤独、乖離、愛情、羨望。 そして研究所の事件、逃亡、そして最後に想うこととは・・・ S&Mシリーズ、Vシリーズのキャラクタも登場する本書。 読んだことがある方なら、あれ、もしかして?と思うでしょう。 何だか難しい問題を

感想『夢・出逢い・魔性』 森 博嗣

香具山紫子、瀬在丸紅子、小鳥遊練無はクイズ番組に出演する為上京する。テレビ局に勤める古い…

Haju
1年前
5

感想『六人の超音波科学者』 森 博嗣

Vシリーズ第七弾。 あれ?前は第一弾投稿していたのに、と思われるかもしれませんが、シリー…

Haju
1年前
2

感想『黒猫の三角』森 博嗣

誕生日を迎える女性の元に送られてきたのは、未解決事件の新聞記事。 三年前の七月七日に十一…

Haju
1年前
4

感想『封印再度』森 博嗣

岐阜県の旧家、香山家に伝わる家宝『天地の瓢(てんちのこひょう)』と『無我の厘(むがのはこ…

Haju
1年前
5

感想『クスノキの番人』東野 圭吾

パワハラ、リストラ、給料未払い・・・ 追い詰められた玲斗は、かつて勤めていた会社へ高級機…

Haju
1年前

感想『魔眼の匣の殺人』今村 昌弘

真雁で男女が二人ずつ、四人死ぬ。 葉村と比留子が巻き込まれた連続殺人事件について新しい情…

Haju
1年前
1

感想『棚から哲学』土屋 賢二

哲学者による哲学書。 難解な言葉が羅列され読みにくいかと思いきや 笑いが止まらない。 1編5ページの短編でこんなに笑えることがあるのかと自分で自分に感心した。 どこがどう面白いと書いた時点で全てがネタバレになる可能性がある。 土屋先生のみならず、奥様、助手さん達とのやりとりも爆笑必至。 何気なく見落としている日常の不思議を土屋先生が独自目線で解説して下さる。 一つ一つに一人で笑い、一人で頷く。 ネタバレ覚悟で一つ挙げれば・・・ メンタルチェックのお話。 受けた方も多いかと思