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家族への手紙の草案②母親へ

このnoteを読む前に①を読むことをおすすめします。
①を読んでくださった方はありがとうございます。


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このような形で自分の思っていることを伝える私の臆病さをお許しください。

まずはここまで育ててくださってありがとうございました。現在、心身ともに不調なく健康に過ごせる私を作ってくださったのは間違いなく家族、特に両親のおかげです。これからは自己管理をしながら仕事をしたり新たな家庭を作ったり忙しく頑張ります。たぶん三十歳前には妻とする人を連れて帰ろうと考えています。その時には私達のような子供が増えたと思って温かく迎え入れてあげて欲しいです。


私が過去を振り返った時、一番迷惑をかけていたのは高校生の頃であったと思います。私が自分の内面に塞ぎ混み、人としゃべることが億劫になっていた時期だからです。今でもラーメン屋で後から白米を追加したことを覚えています。あの時私は口を開きたくない気持ちと食い意地が内面で争っており、麻婆ラーメンが半分終わったところで決着が着きました。麻婆ご飯大好きです。

またあの頃私を守ってくれたA君は今でも元気です。自粛の影響でとても太ってはいましたが。



私が大学生活の中で大きく変わったことは嘘が減ったことだと思います。当初は大学でも嘘をつくことはありました。ですが、友達は嘘をよく見破りますし、本気のお前の方が面白いとまで言ってくれました。そこから私はようやく自身のことを受容できるようになれたと思います。そして、私自身がもっと面白い人間となるためにこれからの時間を使おうと思えました。


そういえばなぜお母さんは私を産もうと思ったのでしょうか?私は自分が子供を作りたいのか、育てたいのか等々疑問でいっぱいです。いつか教えて下さい。産んだことは自己満足でしょうから感謝はしていません。育ててくれたことへの感謝は言葉を尽くしても足りません。


文の中で私は多くの感謝を述べました。もしかしたらこれはいい息子として認めてもらいたいという無意識からの言動かもしれません。たぶんそこが嘘をつき始めた一つの理由になると思います。あなたの息子は難儀な性格をしているのかもしれません。それで苦労するのは彼でしょうけど。


もし寂しくなったら関東に遊びにきてください。時々は実家に帰ります。お父さんと離婚するときは出来れば一言ください。できれば家族のグループLINEは残しておいて欲しいです。いろいろ使いそうなので。


ここまで読んでくださってありがとうございます。お母さんのことは大好きです。それが伝わればとりあえずこの手紙に意味はあったと思います。


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ここまで読んでくださってありがとうございました。          ①を読み返すと脳内で「告白」の森口先生で再生されます。       松たか子さんいいですよね。

③は父親編になります。

もしこれらの文から私が知り合いでないかと察された方がいたとしても、本人にそれを問わないでください。恥ずかしいので。

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