勉強のやり方がわからない(前編)
受験生の時、どのように勉強をされていたのですか?
と、よく質問されます。
とある生徒の話によると、学校の先生方から『予習をして授業を受けると、実際の授業を受けたときが復習になるのだから、予習だけしておけばいいぞ』と言われたり、『今日習ったことは、その日のうちに復習して忘れないようにしろ』と言われたりしたそうです。
そしてその生徒は、どちらももっともだと考えました。しかし、
「明日、授業がある科目を全て予習をしよう!」と思うと、今日習った科目を復習する時間がない。今日習った解らなかった数学を復習していると、それだけであっという間に寝る時間になる。
「それじゃあ、今日から仕切り直して、全教科予習だけしていく方法でやってみよう!」と決意したにもかかわらず、授業で解らない箇所はほったらかしになり、結局穴だらけの理解になる…。
先生の言われた通りに出来ないし、一週間各科目は進んでゆき、どれもこれも中途半端になったまま。
「いったいどれをどうしたらいいの?!」…と。
自分の学生時代はどうしていたかというと…
よく言われることですが、一日が24時間というのは全員が平等です。
でも、日常生活の時間や趣味の時間、寝る時間もあるし、友達と遊ぶ時間や部活の時間もある。各教科の予習と復習を両方やろうとしたら時間が足りないですよね?
私は、科目によって予習重視、復習重視と変えていました。
●時間のかかる苦手科目は、復習中心です。予習はほとんどしないまま。
●時間のかからない得意科目は、予習中心です。復習は授業中にやる。
そんな風に科目を得手不得手に分類して、効率良くいくように臨機応変にやり方を変えていました。
そして、「どちらとも当日に解決しないときは、まとめて日曜日にやり直す。それでも解らなければ、先生に聞きに行く。」
と、出来るだけ自力でやれるよう段階を踏んでいました。
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