衝撃の事実！！女子に告白したことがない男

こんばんは。
昨日から寒いですね。
こんな日はコタツから出たくない…と思いつつ、私は昨日も今日も仕事でした。
さっぶ。

さて。
昨日は店長と私、そして18歳アルバイト男子Ｍくんと、3人で店を回していました。

このＭくん、なかなか面白い男子です。
ちょいとチャラい系で、とにかくポジティブ。
少々どんくさい所もありますが、いわゆる憎めないタイプの子です。

で、暇な時間。
スタッフルームで、私たち3人は暖を取っていました。
こうなると、たいていＭくんの恋バナが始まります。

Ｍくんは、今年に入って2歳下の彼女ができたそうで…
これまで何度も、やれケンカをしたとか別れたとか復縁した、といった話を聞かされてきました。

そして、とうとう。

「俺、彼女と別れたんすよ～」

Ｍくんは言いました。
店長は、

「マジか！まぁでも若いし、次なんていくらでもあるやん」

と言ってなぐさめていましたが…
ふと、店長がＭくんに質問したのです。

「Ｍくん、自分から女子に告白するタイプ？」

「あ～そうっすね、俺は割と自分からグイグイ行きますね」

「それやったら、これからいくらでもチャンスあるよ。すぐ彼女できるって」

店長は、Ｍくんを励ましましたが…
私は、ひとつ気になったことがありました。

「店長はどうなん？自分から女に告白するタイプじゃないよな？」

そう、店長は自分から女に向かっていくタイプではないな、と思ったのです。
もともと、人づきあいが得意なタイプではないし…

「俺？あー、俺、これまで女性に告白したことはないかも」

やっぱりか！！！！！
激しく納得しました。

ですが店長は、これまで3度の結婚（うち1回は事実婚）を経験し…
若いころは、女性関係もそれなりに派手だった、と聞いたことがあります。

ということは。
いわゆる、「黙って立っているだけで女が寄ってくるタイプの男」ということなのでしょう。
で、店長の男女交際は、すべて女性からのアプローチで成り立ってきた、と。

確かに、店長の見た目は、すこぶる良い。
顔も、プロポーションも、完璧といっていいと思います。

今年で52歳になり、それなりにオッサンになったとはいえ…
若いころは、かなりモテたと思われます。
見出し画像のビジュアルに近いと思います。

いわれてみれば。
店長と私の付き合いは、かれこれ15年になりますが…
「好き」とか「愛してる」という言葉は、一度も聞いたことがありません。

そもそも、私からのアプローチで始まった関係でしたしねぇ。
うん、半分押しかけ女房のような感じでしたし。

ひょっとしたら、店長は自分から女性のことを好きになったことがないのかもしれない。
そのあたりは、聞いたことがありませんが…
多分、そういうことなのでしょう。

そして。
常に女性からのアプローチで始まる、店長の女性関係は…
常に「おもしろくない男」と言われて、女性から別れを切り出されてきたんだそうです。
（これは、店長に聞いた話）

確かに店長は、女性に対する細やかな気遣いができる方ではありません。
常にマイペース、そして割とわがままな所もあります。
自分の趣味を大事にする人なので、交際相手を放置することも、ひょっとしたらあったのかもしれない。

つまり。
「見た目は良いけど、飽きられやすいタイプの男」
であるわけです。

私はというと、もう15年も一緒にいますが…
まったくもって、飽きておりません。
飽きるなんて、とんでもない。

日々店長のキレイな顔（と思っているのは私だけ説）にうっとりし…
小さなケツに萌え…（変態か）
妄想が始まるのです。
（腐女子）

面白くないなんて、とんでもない！！！
例え、斜め上の超絶ド天然発言があろうとも。
会話のキャッチボールができなくとも。

見た目が良ければ無問題。
（といってしまえば身も蓋もないけど、まぁけっこう優しいところはあります）

さて。
そんな店長の心の奥の奥は、けっこう寂しがり屋だったりします。
構ってほしい時だけすり寄ってくる、猫のような。
そこがまた、面白いのです。

店長に対して「面白くない男」と言ってきた、これまでの女性は…
いったい店長の、どこを見ていたのでしょうか。
私にすれば、これほど面白い男を見たことはありません。

さて。
15年も一緒に暮らして、少々図々しくなった私は、時々店長に言ってやります。

「店長、思いのほか、私のこと好きやでなぁ？」

と。
店長はだいたい、こう答えます。

「そらそうやろ。でないと、こんなに長く一緒におれへんって」

ちょっと照れながら答える店長は、かわいくて仕方がない。
（すみません52歳のオッサンですが）

そして店長は、Ｍくんに言いました。

「人生なんてな、オイチョカブと一緒やねん。あかんかったら、『はい次』『はい次』で、カード引いたらええねん。その結果が良くなるか悪くなるかは、ｼﾗﾝｹﾄﾞ」

…まぁ店長も私も、これまでカードを引き続けてきましたからね。
まぁお互い、良い目も悪い目も見ながら、最後に大当たりを引いたようなものかな、と思う今日このごろです。