ステーブルコインの勝者はだれだ
現在、様々なステーブルコインが発行されています。
主要な通貨としては
USDC
USDT
BUSD
UST
DAI
FRAX
FEI
等がありますが、実際どのステーブルコインが一番使われているのでしょうか?様々な角度から見ていきたいと思います。
また、今回は図・グラフは省き文字のみでの紹介となります。
シェアと時価総額
ステーブルコインの時価総額・シェアでいくとUSDTが1位です。
800億ドル以上の時価総額があり、市場のシェア50%を占めています。
それについでUSDCが500億ドル弱27%のシェアで2位です。この二つの通貨で70%弱のシェアを占めていることになります。
主要DEXでの流動性
主要DEX(Curve,Uniswap,Sushiswap,Balancer,Bancor)で使われているステーブルコインを見てみましょう。
ここでは、USDCが一番流動性が23%を占めて1位です。ついでFRAX、DAIが20%弱で2位、3位です。
主要Defiプロトコルでの預け入れ資産
主要Defiプロトコル(Aave,Compound,Fuse,Euler)に預け入れられている資産1位はまたしてもUSDCです。合計48億ドル以上と全体の50%近くをしめています。次いでUSDT,DAIが預け入れられています。
主要ブリッジプロトコルの流動性
主要ブリッジプロトコル(Synapse,Wormhole,Stargate,MultiChain,Hop)で固定・流動している通貨ではどうでしょう?ここでは、MIMとUSTがそれぞれ1つのプロトコルで1位をとっており金額的にも25%近くのシェアを持っています。しかし、どちらも1つのプロトコルでしか使われていません。全部で利用されていてシェアの多い通貨はUSDCです。金額シェアでは3位ですが、上記の2つを除けば1位です。
DAOで保有されている資産
DAOで管理されている資産で多く保有されているステーブルコインの1位もUSDCです。全体の50%近くのシェアを持っています。ついでDAI,USDTと続きます。
結果
全体シェアや時価総額はUSDTが1位なものの、それ以外の実用性についてはUSDCがよく利用されているようです。
つまり、現時点のステーブルコインの勝者はUSDCと言えそうです。
しかし、これから既存の通貨のアップデートや新規のステーブルコインも出てくるので、これからどうなっていくかは楽しみですね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?