長寿大国の日本が「自殺大国」という事について。

　今、日本では自殺に関することが話題となっています。

世界で一番平均寿命が長い国の日本ですが少子高齢化が進み、必要とされている若者が命を絶ってしまうということについて考えてみました。

今年の5月以降、木村花さん、三浦春馬さん、芦名星さん、藤木孝さん、そして竹内結子さんといった芸能人の方々が次々と、自殺で亡くなられています。

特に若い世代の自殺が多いようで、先進国（７国）では１０代〜３４歳の死因１位は「自殺」となっています。
そしてその死亡率も他の国に比べて高いものとなっています。

今でも自殺者が増えており、2020年11月の自殺者は1798人という事でした。（昨年より11％増加）前年同月比で５ヶ月間連続増となっています。

そのうち1169人は男性ということで、おそらく新型コロナによる不景気が続いたことによる問題で経済的に苦しんで命を絶ったのでしょう。。

11月の自殺者1798人、昨年より11%増加　警察庁：朝日新聞デジタル

10月ではなんと2000人超で女性の自殺率が前年同月比で82.6%も増えて851人も増加しています。

やはり女性の自殺率も増加しており、経済面で苦労している人が多いい事がわかります。

１０代の自殺は何が原因か。

多くはいじめ、不登校など、学校面などに関する問題でした。

新型コロナにより長期の休みで「学校に行くのがめんどくさい」など
で不登校になる人も実際にはいるようです。

学校に行くのが面倒で自殺するというのはあまり聞かないですが、学校での人間関係が上手くいっていない人も多くいるようで、
「いじめなどに先生たちはあまり目を向けず校則には厳しくして
話を聞いてくれない。」
「親、友達、先生などに相談する相手がいない。」

など、人に中々相談できないのも原因だと思います。

これは１０代だけではなく、自分で何でも解決しようと人に相談せずに不満などを溜め込んでしまって、うつ病になってしまう人がいます。

何でも人に話せることができて解決もできるのであれば良くなると思いますが、そうはいけない人が多くいるのが現状です。

じゃあどうすればいいのか？

今では電話で完全匿名で相談できるところもあります。

ではなぜ色々な相談サービスがあるのに自殺は減らないのか。

ここが一番難しいところなんだと自分では思っています。

そこを何とかするのが、先生たちなのだと僕は思います。
いじめがあってもあまり耳を向けずに自殺をしてしまった生徒もいるというのになぜ今の日本はいじめに対する考えが甘いのでしょうか。

どうにか、死にたいを生きたい。に。