見出し画像

#37 初めてオフ会に行った話

人生初のオフ会に行ってきた。

初めて顔を合わせる人たちと
お酒や食事を楽しみながら
色々なお話をする。

いいじゃないか。望むところだ。
お手並み拝見と行こうか。

○オフ会はめちゃめちゃ楽しかった!

一言で言うと
オフ会ってこんなにも楽しいのか!と思った。

私が参加したオフ会の主催者は本を紹介しているインフルエンサーの方で
一年以上前からその方のインスタをフォローしていた。

インスタグラムで
#読書とか#本とかで調べると
「〇〇な人にこの本がおすすめ!」とか
「元気がもらえる小説○選!!」
みたいな感じでたくさんの本好きの人が投稿をしている。

その中でパッと目に飛び込んでくるような投稿で
説明もわかりやすい!と感じた人がいた。

その人が今回の主催者である
読書インフルエンサーのゆうまさんとしんやさんだ。

なのでいわゆる本好きの人たちが集まるオフ会だった。

オフ会の参加者は30人くらいいて
男女比は半々くらい。
3〜7人ほど座れるテーブルが8個用意されていて、
最初は自分の好きなテーブルに腰掛ける。

テーブルに集まった人たちが
30分間自己紹介からいろんな話をして
たまに主催者がテーブルを回って会話をして

30分が経過してからは
自分の名札に書かれている番号と同じ数字が書かれているテーブルに移動し
そこで同じテーブルになった人たちとまた30分ほど話をして、という感じ。

この時の30分間は本当にあっという間だったし
自分って初対面の人ともこんなに話せるんだ!と驚いた。

○自分に課していた2つのルール

オフ会に臨む前に自分自身に課していたルールがあった。
それは
・自分をよく見せないこと
・自分の話をしないこと

過去に私と初対面で会う人で
たまに私のことをデキるやつだと思ってくれたことがあった。

高校3年生
寿司屋にバイトの面接に行った時
失礼します。と事務所に入った途端に
「しっかりしてそうやなぁ〜高校生に見えへんなぁ〜」
と店長に言われるも、蓋を開けたらびっくり仰天

不器用で寿司もまともに握れず毎日怒られ
洗い場に転向するも
昔からのアトピーにより腕全体が湿疹だらけになってしまった。
(業務用洗剤は肌への刺激が強すぎた)

1ヶ月ほど休むも腕の湿疹は完治せず
復帰すると湿疹が再発。

しまいには自分がアトピーであることを盾にして
「寿司を握らせてくれなきゃいやです。」
と、社員の人に置き手紙するような人間だった。
よく4年間も働かせてもらったなと思う。

自分をよく見せず、ポンコツであることを曝け出す方が
私にとっても私と初めて会う人にとってもいいと思った。

もっと言うと、人前で緊張する理由は
自分のことをよく見て欲しいと思っているからなんじゃないかと思う。

最初から「私はこんな人間で〜す。」って感じに振る舞った方が
心が軽くなり、等身大になれる気がする。

○説明が上手い人になりたい。

本好きの人が集まっているわけだから
当然、「今読んでいる本はなんですか?」と言う話題になる。

私はその時カバンに入れていた
南海キャンディーズの山ちゃんの自叙伝「天才はあきらめた」を紹介した。

自叙伝というのは、その人が今まで歩んできた人生を振り返って
感じたことや恥をかいてきたことなどを赤裸々に描いている。

完全ノンフィクションだから純粋な気持ちで読めるし
「こんな経験をしてきたからこの人はこういう思考になったのか」
という価値観に触れることもできる。

同じテーブルの人たちに紹介するときは
まず山ちゃんがどんな人なのかから説明した。

「山ちゃんは自分より優れた人にめちゃめちゃ嫉妬する人で…」
「その嫉妬をエネルギーにネタを書きまくって…」
「二度の解散を経てしずちゃんとコンビを組んで売れるも
しずちゃんばかりが周りからチヤホヤされたことにも腹を立てて
コンビ不仲になって…」
「最終的には山ちゃんも色々経験した上で反省もして
仲直りして、今みたいな売れっ子芸人になっていくんですよ。」

と説明していくうちに、
「あれ?こんなんで内容通じてるのかな?」と不安になってきた。
話を聞いてくれていた人たちは優しい方ばかりだったから
耳を傾けて聞いてくれていた。

しかし私の即席の本紹介に対して
「へぇ〜」「なるほど〜」「そうなんですね〜」
以外のリアクションが思いつかなかったのだろう。

最後には「本の内容自体はめちゃめちゃいいんです!
読んでみたらわかります!」と食い気味に言った。
ハジメよ、そんな紹介の仕方で読みたいと思う人がいるわけなかろう。

説明が上手くなりたい…

○オフ会は、自分の悪い癖を一時的に引き剥がしてくれた

オフ会に行ってみた感想は
めちゃくちゃ楽しかった!と先ほども述べたが

それがなぜなのかを振り返ってみた。

オフ会の開始時刻の約10分前に会場に入った時
もうすでに場は盛り上がっていて
みんなキラキラしてた。

私は吸い込まれるように同年代の男の子が1人座っているテーブルまで
歩いて行った。

私が座った瞬間
「よかった〜!今まで1人で心細かったんですよ!
ありがとうございます!」と喜んでくれた。

そこから開始時刻になってまた1人女性の参加者がきて大盛り上がり。
30分が一瞬のように感じた。


最初から自分の軸がしっかりとしていて
自分はこういう生き方が合っているんだ!
という固い意志がある人
言い方を変えると、いい意味で視野が広すぎない人にとって
こういう新しい場が合っているかどうかは微妙だが

少なくとも私のように他人に興味があり、いろんな価値観に触れたいと思っている人間からすれば今回のオフ会は新鮮で刺激が強かった。

そもそも本をたくさん読むことが好きな人は
視野を広げたり価値観に触れることも好きだから辻褄は合う。

私と定期的に会ってくれる友達の存在は私にとって本当にありがたいし
その人たちがいなければ間違いなく今の自分はいない。
だからこれからも集まれる時は集まりたい。

でもその人たち以外の交流を一切持たないことも
私には合っていないんじゃないかと思った。
多分それは私がカッコつけたい人間だからと思う。

もちろんこれは私の場合の話だ。

私は親しい人といるときは
「こいつ、この前会った時よりも成長してるな〜」とか
「こいつ大人になったな〜」って思われたいと言う
気持ちが出てしまう。

でも私の友達からすれば
別に私が成長してるかどうかなんてどっちでもいいはず。

私が天然なのにプライドが高いことも
私がいつもトンチンカンな会話をして話の論点をずらしてしまうことも
わかりきっていて慣れているだろうし

私がどんな人間で、何が好きで、何が嫌いなのかも把握しているから
いつも通り自然体でいればそれでいいはず。

ところがどっこい、カッコつけちゃうんだよな〜これが。
「こいつまたへそ曲げてるな〜とか」思われてるんじゃないかな
と勝手に1人で凹む時もあるし、凹んで元の形に戻って立ち直るのも遅い。

どうも、低反発枕です!

…………………………………………………

すいません。今のはカットでお願いします。

私がカッコつけちゃう理由は、
自意識過剰でプライドが高い人間だからだと思う。

何をするにも、誰かに認められたいだとか
頑張っていると思われたい
という承認欲求が昔からなかなか抜けない。

そして、そんな承認欲求を持っていることがダサいという自意識過剰のオプションまでついてきてやがる。
非常に厄介な潜在意識だ。
歯と歯の間に挟まったえのき茸よりも厄介だ。

オフ会に参加したことを通じて、新しい出会いというのは、
そんな潜在意識を持った自分を
少しの間、引き剥がしてくれていたような気がした。

1人の参加者の方が言ってた。

「毎日同じ人と過ごしていると自分ってこのままでいいのかなって
思う時があるんです。
もちろんその人との関係を切るとかでもないし
関わりたくないということでも全然ないんですけど…
オフ会に限らずこういう時間っていいなって思う時ありません?」

私は「ありますあります!」と自然に声が出た。

人生、体験してみないとわからないことばかりだなってつくづく思う。

現代は情報で溢れている。
溢れれば溢れるほど情報の取捨選択が難しくなっている。

だからこそ自分が興味があるものに対しては
自分から飛び込んでみたほうがいい。

このnoteもそう。
この前、知り合いに「なんの目的でnoteやってるの?」
と聞かれたことがあったが、その時すぐには答えられなかった。
「やってみたいと思ったから、やってみただけです。」
としか言えなかった。

でも今はなんとなくわかってきた。


私の「自分の話を聞いてほしい!」という
承認欲求の強さと
「でも自分のことを興味のない人に聞かせるのは申し訳ない!」
という自意識の強さ
これらを満たしてくれるもの………

そうだ、noteだ!
ここに好きなことを書いてインスタにリンクを貼ればいいんだ!
という結論になった。
あと、文章にすることは滑舌の悪さが関係ないというところもある。

まあこんな感じで、
なんだかんだ言ってますが

20代も駆け足で時は過ぎ、気づけば30代になってもうた〜
みたいになりそうなので、

興味があることに対しては
時間やお金と相談しながらでも思いっきり飛び込むことって大事だなと
感じました。

4ヶ月ぶりのnote、どうでしたか?
(これも承認欲求です。)

○余談

オフ会の主催者であるゆうまさんに
「はじめさんって、ボクシングやってます?」
と質問され、
「蚊が止まるくらいのジャブなら打てますよ!」
と言おうと思ったが
大すべりしそうだったので
「やってないです。僕ケンカ弱いんで…」
としか言えなかった。

ゆうまさんは苦笑いしてた。

なんて言えばよかったんだろうな…