#25 三人兄弟の末っ子だ。なんか文句あっか。

私には兄と姉がいる。


少なくともここ10年間、兄弟三人でまともに会話していない。

というか、顔すら合わせていない。

連絡することもないからLINEも登録していない。

どうしてかって?

仲が悪いからだよ!!!


これは私たちに限った話ではないが。
三兄弟は性格がバラバラだ。

顔も性格も全然ちがうのに

ひねくれてるところ
内股歩きなところ
など、似なくてもいいところが似ている。


兄の生態

①朝弱すぎ

兄が高校生の時
まだスマホがそこまで普及していなかった時
着メロという言葉がまだ死語ではなかった時

私と兄は同じ部屋の2段ベッドで
下が兄、上が私で寝ていた。

兄の枕元にはガラケーがいつも置いてあった。
目覚ましアラームの着メロはXJAPANの紅だった。
それも大音量で

テェェェテレテエエエェ
テテェェェテレテェェェ

この音が大音量で朝6時くらいに響き渡るのだ。
上で寝ている私はテェェェ〜の時点で目が覚める。

兄は枕元にケータイを置いていながら全く起きない。

兄が起きないということは起きるまでずっと紅が流れているということである。
もう3回くらい連続でサビが流れている。

コイツがレコード会社の社長だったら
XJAPANのボーカル Toshlさんは激怒していたに違いない。


②家では常にパンイチ

誰にも見られていない家の中だし、暑い時は服を着ていることすら煩わしいからパンイチで家にいること自体に不満はない。

だか兄は冬にもパンイチなのだ。

まあ暑がりなのでは?と思うことも出来るが


兄への不満は
冬にパンイチなのに「寒い寒い〜」といいながら
ファンヒーターの前を陣取っていることだ。

これがまぁ〜腹が立つ。

私がファンヒーターに足を伸ばして暖を取っている時も
ファンヒーターと私の足の間に割り込んでくる。

もう一度言うが、この時の兄はパンイチだ。

蹴り飛ばしたくもなるだろう。

中学の時にUSJに行って
買ってきたお土産のクッキーを野球部の友達に渡そうとしていた。

兄がクッキーの箱を勝手に開け始めた。
「おい、それ友達に渡すやつなんやけど。」
といったら

兄は「ちょっとくらいいいやん。」と笑いながらクッキーを食べ始めたのだ。

コイツには人の心がないのか?と本気で疑った。


兄がこれだから姉もそれに乗っかって私に偉そうに振る舞ってきた。



私の友達や、職場の人のお子さんの話を聞いていると、
兄弟同士で呼び捨てし合っている人たちのほうが仲がいいのでは?と感じるようになった。

呼び捨てじゃなくても
兄弟同士の呼び方は兄弟同士で決めた方がいいと思ったのだ。

これに科学的根拠があるわけでもないし
「なんかそういうデータあるんですか?」と聞かれても答えられない。

しかし、少なくとも呼び捨てし合っている兄弟は喧嘩も多いと聞くが仲がいい人がほとんどだった。

私は小さい頃から
「兄にはお兄ちゃん
姉にはお姉ちゃんと呼びなさい。」と
親に言われてきた。

それを破ると怒られるので
そう呼ぶしかなかった。

上の二人はそれにつけ込んで
弟だから年下だからと私を雑に扱ってきた。

口論になると暴力で解決しようとする兄
口論になると耳を塞いで「あーうるさ。」と聞き耳を立ててくれない姉

「年下が逆らうな。」
「弟のくせに。」
何を言ってもまともに話を聞いてくれなかったから
いつしか私は歯向かうことを諦めていた。

私たちのように仲が悪くなると
喧嘩にすらもならなかった。

兄弟喧嘩はある意味財産なのかもしれない。

兄弟で買い物に行ったり
カラオケに行ったり
飲みに行ったりしている知り合いが今でも羨ましい。


別にすごい兄や姉でいて欲しいなんて思ったことは無い。

ただ、普通に話を聞いてくれて
些細なことで喧嘩ができて
たまには連絡を取り合えるような普通の関係でいたかった。

私がただ不満を言っているだけになってしまいましたね。

まあもしかしたら兄も姉も
弟と仲良くする方法がわからなかっただけなのかもしれない。

坊主頭で丸眼鏡で滑舌悪くて何言っているかわからない弟と仲良くしているところを友達にみられるのがダサいと思っていたのかもしれない。

私と同じでプライドだけは一丁前だからね!

あ、三兄弟で似ているところまだあった。

まあとにかく
呼び方ってどうでもいいようでどうでも良くないのではないだろうか。

という私の独り言でした。