見出し画像

学習に取り憑かれたママエンジニア

お久しぶりです。
実はここ1、2年あることに悩んでました。

エンジニアになってもう7年になろうとしています。
ただ7年間ずっと技術に向き合える環境だったかというとそうではなく、
その間に結婚・出産・育児という大イベントを経験しました。

きっと他人から見たら幸せな人生を歩んでいるように見えると思うし、
私自身、今は本当に幸せだと思うようになれました。

ただ、「エンジニア・技術者として幸せか」と言われると正直Yesとは答えられないなと思ってます。
特に、現在所属している会社に転職してきてから心底思うようになりました。

転職前までの会社では良くも悪くも働いているエンジニアが技術に対してそこまで熱量がある会社ではなく、業務に支障が出ないように都度調べれば特に問題ないレベルでした。

ですが、現在所属している組織では割とエンジニアの皆さんすごく熱量があって技術にすごい前向きに向き合ってるんです。私も元々技術が好きですし、そういう人たちと仕事できるの本当に楽しい。
でも、ふとした時に「いいなあ。」「苦しいなあ」って思うことがあります。
それが特に「学習」の部分についてです。

エンジニア経験のある方ならわかると思うのですが、エンジニアの世界は常にキャッチアップが求められます。なので、日々技術の動向を追ったり、学習をし続ける必要があります。
なので周りの人を見ると割と皆さん↓のようなことを常にしています。

  • スキルアップのために、トレンドの技術を追う

  • いろんなイベントに参加して視野を広げる

  • 書籍をめちゃくちゃ読む

ひとつひとつはそんなに難しいことじゃないのかもしれないです。
でも結婚して、家庭を持って子供を育てるようになってから上記のことが思うようにできないようになりました。

エンジニアのイベントは1日がかりや、夜開催が多いので、行くためには今住んでいる所の都合上、泊まりがけで行かないといけない。でも子供も小さいし、なかなかフットワーク軽くなんていけない。オンライン開催であっても開催される時間が子供のお風呂や寝かしつけのピーク時間。
スキルアップのために学習したくても、
子供に「勉強したいから待っててね」なんて通用しない。
子供が寝た後〜起きるまでの時間でなんとかねじ込むしかない。

きっと器用な人はそんな中でもうまいこと学習を続けることができるんだと思います。
子供が大きくなればもしかしたらもっと時間が取れるようになるかもしれない。

でも、今の私には無理でした。

なんとか深夜〜早朝で学習する日々を送って、
毎日寝不足でイライラするし、パフォーマンスも正直いいとは言えない。
正直周りのエンジニアの方々がすごい羨ましかったです。
自分の好きなように自分の時間を使える。
そんなことすらできない私って….
って何度も思いました。

でも、そんな日々の中子供が泣きながらひとこと
「ママ怖い」
って言ったんです。

周りに追いつきたい。周りに負けたくない。
そんなことのために学習していた自分に子供の一言で気づきました。
だってイライラばかりが思考を支配していて、
学習したこと頭に何にも入ってないんですもの(笑)
これは意味がない。

そこで私は改めて「なんのために学習しているのか」を
「なぜなぜ分析」で考えてみました。

「なぜ学習しているの?」→「トレンドのスキルを追い続けたいから」
「なぜスキルを追い続けたいの?」→「アサインできる案件を確保したいから」
「なぜ案件を確保したいの?」→「エンジニアとして働き続けるために」
「なぜエンジニアとして働き続けたいの?」→「自分がお金を稼ぐことができる唯一の手段だから」
「なぜお金を稼ぎたいの?」→「子供に不自由をさせたくないから」

もうこれが答えだなと正直思いました。

子供に不自由をさせたくないからエンジニアとして働いてるし、
そのために学習してるのに、子供に怖いと泣かれるママ。
完全にやったなあってこの時思いました。

そして、なぜなぜ分析してて思ったんです。
「案件に入るためにスキルを磨く。ということは学習も業務のうちじゃない?」
と。

なので、私は業務時間内で業務をしつつ学習をする。
業務時間外は絶対に学習しない。好きなことをする。
というスタンスでここ半年ほど過ごしてみてます。

前よりも1日で読める技術本のページ数は減りました。
でも、確実に頭に入っています。イライラもしません。
お昼時間だけに開催されるオンラインのイベントにのみ参加するようになりました。必ずしもみたいイベントがあるわけではありません。
でも、十分身になるイベントがたくさんです。逆にその中から探すことが楽しいです。
そして何より、子供がママーって前よりもいっぱい言ってくれるようになりました。

今の私には「学習は業務の一環」この考え方が一番いいみたいです。

すごいまとまりのない文章になってしまいましたが、
めちゃくちゃ悩んでたことだったので、一つの区切りとしてnoteに残してみました。

長文最後まで読んでくれた方々ありがとうございました。
また何かあればnote書こうかな。

以上!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?