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「秘密の花園」ができるまで<お礼記事no.1>

こんにちは、ハイトモニカです!この記事は、元々は通販でレビューをしてくれた方、またアンケート回答してくれた方へのお礼を込めて、書きました。(ありがとうございました!)その後、一定期間が過ぎてたので公開します。

このページの他にも、いくつか記事を書いているので、もし良かったら、他の記事も見てください。
https://note.com/haitmonica

さて、ここからが本題です。レビューを書いてくれた人にどういう記事を出したら、喜んでくれるのかな~と考えたのですが、普段インスタでは上げていない制作過程の話なんかが、やっぱり面白いかな~と思い、初回は「秘密の花園(Secret Garden)」が、実際に物体としてできあがるまでをまとめてみました!

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現在、白と青の2色がありますが、最初は白を作成しました。

①イメージをふくらませる

ハイトモニカのアクセサリー、出来上がるまでのプロセスは色々あります。
今回は、オーバル型で周りに飾りがぐるっとされているものが作りたいな~というところから始まりました。
この時点では、作品のタイトルは何も決めていませんでした。

私は読書が昔から好きなのですが、本のイメージを拝借することも多いです。きっと、作家さんによってイメージの源泉は違うのだと思います。幼少期自然に囲まれた場所で育った人は、うらやましく思っています。
今回、「オーバル型で周りに飾りがぐるっとされているもの」をイメージしたときは、ミヒャエル・エンデの「はてしない物語」が思い浮かびました。
その際、実際に確認してしまうとイメージが固定化されてしまうので、わざと確認せずにいました。

後からみたらこういう感じでした。ちょっと記憶のイメージとは、違いました笑。

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画像をお借りしました。

②材料をそろえる

「オーバル型で周りに飾りがぐるっとされているもの」をポイントにしたいと思ったので、手芸店にて紐を用意しました。また、ふわふわした糸も欲しいなとおもったので、ウール糸も一緒に購入してきました。

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最終的には、この中の白い紐にしますが、この時点ではぴんときたものを数種類用意しました。今回はイメージが先行していたのですが、先に使いたい素材があってそこから逆算して作品を作ることも多いです。このビーズめっちゃかわいい!!!使いたい!!!ってやつです笑。

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こういう写真を見ているだけで、幸せな気分になる。そして、こういうのを作りたいな~とか妄想が進みます。この瞬間が一番好きかもしれない。(実際に作り始めてみると、上手く行かないことも多いので…笑)

③下書きをする

下書きというか、いくつかのイメージラフですね。ちょっと写真が暗くて醜かったらすみません。
最終的に仕上がったものを見ると、どれからも遠い笑。
線でイメージを描くのと、実際に刺繍糸で刺すのとでは、かなり仕上がりのイメージに差があるので、あまり信用していません。でも、なんとなくの雰囲気を自分に確認させるために、描いています。今回はちゃんと記録を残そうと思って、ノートに書いたのですが、捨て紙の裏に描いたり、ダンボール(デスク作業の際、接着剤が垂れるのでよく敷いています)に描いたりすることも多いです。

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今回は、周りのぐるっとした飾りをメインで考えていたので、とりあえずそこまで刺してから残りは考えようと思っていました。下書きのオーバル型の線は、変形定規(建築定規?)を使いました。刺繍の本を見ると、トレーシングペーパーで写すやり方が主流だと思うのですが、○などの基本的な形は、これらの定規を使っています。もしくは、私はイラストが趣味なこともあり、家にあるライトボックスを使うこともあります。

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③ちくちくする

さて、イメージが固まったところでいよいよ刺繍です。

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※最初は白verを作りましたが、その際写真を撮るのを忘れてしまったので、青verの写真です。

周りの額縁っぽい装飾(黒色のところ)は、ブランケットステッチでかがっていきました。私はこのブランケットステッチがとても好きです。ハイトモニカの代表作である、「サーカス」をはじめとして、基本このブランケットステッチで表の布と裏地を、かがって閉じています。ステッチ自体がアクセントになってくれるので、気に入っています。

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↑側面から見ると、ブランケットステッチの糸がよく見えます。

さて、話が少しそれてしまいましたがここまできたところで、中央部分が意外とスペースが無いなということに気が付きました。中央には、複数のお花を散らばせるか一輪を刺すかで迷っていましたが、スペース的には一輪が限界でした。
花弁は、ウール糸でサテンステッチで仕上げています。ウール糸は冬のイメージが強いですが、こうやってアクセントにする分では季節関係なく使えそうですね。

④仕上げ

仕上げでは、最初に手芸店で買ってきた紐を、ぐるりと巻いて接着剤で止めました。いくつかの種類を合わせてみて、白を使うことにしました。

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↑そして、できあがったのがこちらです!紐部分は接着剤で止めているだけなので、強度的にはどうだろうかと思ったのですが、接着面が意外と広くとれたので強固に接着してくれました。布と花弁が両方白色だったので、ぼけてしまうかとも思いましたが、ウール糸が白でも存在感と立体感が出てくれたのでこれもいい感じになりました。

いくつかのカラバリを出すときは、最初に1つ作ってその後に、バリエーションで色違いを作っています。今回の場合、最初のイメージは、シックな白ベースだったのですが、次は色を入れたいなと思い、青ベースのものを作成しました。

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青は青でまた雰囲気が違って気に入っています。バリエーションを用意するというのは作っている私も楽しいのですが、選んでもらう際に、(お客さんが)楽しいと思うのでなるべく用意したいなと思っています。

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どれがお好きですか?色違いが並んでいると、つい選びたくなりません?

まとめ

というような感じで、新しい作品は試行錯誤を重ねて作っています。今回はイメージを膨らませたところから、最終的な作品ができましたが、中には実際に作ってみたらイメージと全然違う…となり、お蔵入りになったものもあります。

なお、今回紹介した「秘密の花園」は以下で販売しています。
https://minne.com/items/21867145

ここまで読んでくださり、ありがとうございました!

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