「東欧土産」ができるまで<お礼記事no.3>
この記事は、元々は通販でレビューをしてくれた方へのお礼を込めて、書きました。(ありがとうございました!)その後、一定期間が過ぎたので公開します。
さて、今回は新しく作ったこちらの作品が、形になるまでをまとめてみました。
①イメージを膨らませる
前回の「秘密の花園」では「オーバル型で周りに飾りがぐるっとされているもの」から出発しましたが、今回は、過去にスケッチしたお花モチーフを形にしてみようと思いました。
シャープな感じではなく、ほっこりした感じを出したいなと。
色も、優しいグレーを使いたいなぁと、ぼんやり考えます。
ちなみに、このスケッチはラトビアのミトンから始まったのですが、後から確認してみたら例によって全然違いました笑。
なので、タイトルは「東欧土産」と、ぼかした感じにしました笑。
下記は、以前ラトビアの民芸市をぶらぶらした時の写真です。うーん、どれも可愛い!
②ふっくらさせたい
今回は、形が最初から決まっていたので、下書きはこんな感じでさくさくいきました。
写真ではたくさん並んでいますが、実際には最初は1つだけを作りました。
花びら部分は、サテンステッチ(広く面を刺す方法)で、
一面同じ色で埋めたいというのは決めていました。
あと、どうにかしてふっくらさせたいなぁと。
ということで、モックとして形を切り取ったもので色々試しました。↑
ふっくらさせるために、花弁部分を何重にも刺すということを考えたのですが(文字だとわかりにくいけど)
うまくいかなかったので、ボツ。
最終的に、花弁は厚手のフェルトを芯として入れることに。↑
グレーの糸で、こんな感じで刺していきました。
横から見ると、ふっくらしているのがわかるかな?↑
実は、芯を入れたバージョンと、入れないバージョンで両方作っていました。↑
うん。芯があったほうが可愛い。
縁取りをどうするか考える
モチーフはできたので、縁取りをどうするか考えます。
方法はいくつかあって、いつもはビーズを先に布に縫い付けた後で、ブランケットステッチをしているのですが、
今回は、ブランケットステッチをする際にビーズをつけることにしました。
こういう時はよくPinterestで検索して参考にすることが多いです。
(見始めると、止まらなくなる)
なので、こういう感じで裏側に布を織り込んで、ブランケットステッチでかがっていきます。いつもは丸小サイズのビーズを使っていたのですが、今回は繊細な感じにしたくて、特小サイズにしたらめちゃめちゃ大変だった…。
ということでできたのがこれ!
③カラーバリエーション
カラバリを考えます。
1つめはモノトーンのグレーベースだったので、2つめはブルー系にしました。
後から気がついたのですが、前回記事にした「秘密の花園」、モノトーンとブルーでしたね。なんとなく、おさまりがいいかな〜とかとか。
横から見るとふっくらしているのがわかりますでしょうか。
④まとめ
こんな感じで、出来上がりました。
実際に形にしていくのは、難しくもあり(よくうまくいかなくて放置してしまう)、楽しくもありますね!
なお、「東欧土産」は12/13に販売開始予定です。
レビューやWSへの参加、ありがとうございました!
次は、手描きの箱についてのあれこれとかを書こうかなと思っています。
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