約1年間商業デザインをやってわかったこと -マインドや大事なこと、COD界隈デザインとの比較②-

Yuki Hirano

はじめに
はじめましての方ははじめまして、お久しぶりの方はお久しぶりです。yvkiと申します。
この記事は約一年間商業デザインに関わって自分が思ったことや大事かもと思ったことをまとめたものの第二弾となります。
↓前回の記事
https://note.com/haissemyvki/n/n9b55c9dcdb0a
今回はデザインにおいて結構大事になってくる「時間と工数の考え方、お金について」といった感じでどうすればコスパ良くデザインができるかや依頼をこなす時に大事なコミュニケーションについて書いていこうかなと思います。

時間・工数とお金の関係
まず、デザインに限らずすべてのお仕事に関係してくるひとつのタスクに対する工数とは何かについてまずざっくり話していこうかなと思います。
たとえば5000円であるデザインの依頼を受けたとします、今の都内の一時間当たりの最低賃金が約1000円ぐらいなのでつまり5時間で完パケすれば時給1000円で妥当なお仕事だといえるでしょう。しかしそれを10時間かけてやったら時給は500円になるのでお金の面だけでいえばとんでもない損をしていることになりますね。逆に言えば制作にかかる時間を短くすればするほど得をしているという事になります。
これがタスクと工数の関係といいます(違ったらすみません)。
ただここで注意してほしいのはもらえる報酬はお金だけでなく様々なものと照らし合わせなければいけないという点です、例えば時給500円でその依頼をこなしたとしてそのデザインをPostしたことによりフォロワーの獲得やエンゲージメントが通常の投稿の倍になり他の依頼につながれば利益につながります。
つまり工数とコスパは依頼に対してお金あるいはお金につながるなにか(ファンや新規顧客の獲得・新しい技術の習得など)を照らし合わせたものという計算になります。
※あくまで商業デザインや有償依頼のお話なのでアートワークや知り合いに頼まれて作ったなどは除外してます。

依頼に対してのコスパを良くする方法
では次にどうすればコスパ良く依頼ができるのかについてお話ししたいと思います。
※こちらに関しては時間とお金に対してのお話なので前述のお金以外の将来的な利益に関しては触れません。
ずばりそれは「制作前のコミュニケーションとラフ見せや都度の確認」です。
COD界隈のデザインって基本的にリテイクとか無しで希望聞いてメインカラーはなにか、かっこいい系？かわいい系？みたいな簡単な情報で走り出して完成まで突っ走ってどうぞ！みたいなのが多いと思うんですけど(以前自分が依頼受けていた時はこれが大半でした)これって相手方も無償で依頼してるから言い出しづらかったり完成してるものに対してイメージと違うからやり直しとは言えないみたいな部分もあるので妥協してたりってとこありますよね。しかし商業デザインや有償だとこうはいかないです！クライアントもお金払っている以上はいいものやイメージ通りのものを求めてきますので修正や作り直し、別パターン提案はつきものです。
これを回避するためにはまず制作前に全体イメージは具体的にどんなもの？色味は？背景に写真を使うなら構図は？引き？寄り？など様々な情報を引き出して的外れな提案をこちらからしないようにする・クライアントから無茶な修正をさせないような抑止力にすることが何より大事です。特に時間のかかる作業や絵などに関してはここを怠ると時間を大きく無駄にすることにつながります。
またラフ見せや都度の確認も怠ってしまうとある程度進んでいるのに作り直しになったり時間を無駄にすることだけではなくこちらのモチベーションなどにも影響してしまうのでこちらも徹底することをお勧めします。

まとめ
今回書いてきた中で自分が伝えたいことはもちろんお金やコスパのこともあるのですがなによりも修正の繰り返しでモチベーションが下がらないようにするにはというところです。実際に働き始めた当初は「とにかくすぐ作業したい！」という事しか考えずコミュニケーションを怠っていたことで死ぬほど修整くらってモチベーションやデザイン自体がつまらなくなってしまった時も多々ありました。またこの手順を踏めば自分の意見を言う機会が増えるのでより自分のやりたいデザインができるようになるチャンスにもつながります。
是非今後商業デザインや有償のデザイン、また無償の依頼でもこの手順を意識してみてください。

最後に
最後まで読んでいただき誠にありがとうございました、今後もまた時間があればつらつらと色々書いていこうと思うのでその際はよろしくお願いいたします。
またリクエストや感想などいただければモチベにもつながるのでよろしくお願いいたします。

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