約1年間商業デザインをやってわかったこと -マインドや大事なこと、COD界隈デザインとの比較①-

はじめに
はじめましての方ははじめまして、おひさしぶりの方はおひさしぶりです。
以前はiDEAという名前でCOD界隈でデザインをしていたので聞き覚えがある方はいるかもしれません。
自分は5年くらい主にCOD界隈でデザインをし続けてきたのですが去年のちょうど今頃「デザインの仕事やってみない?」とお声をかけていただき商業デザインを始めました。
今回は商業デザインをやって感じたこと、界隈デザインとの違いなどをかなり主観を入れてお話ししていこうかと思います。

どんな仕事やってるの?
ひとくちに商業デザインといっても業務内容は会社によってバラバラだと思うのでまず自分の業務内容をざっくりと説明させていただきます。
・CDなどのジャケット制作と校正
・SNS等の告知動画・画像制作(キャンペーン等)
・イベントのフライヤーやポスター制作
こんな感じで主にAdobe Photoshopを使ったお仕事が多いです。

商業デザインでマジで大事なこと
商業デザインで大事なこと、、、それはずばり「ひとつの依頼に対する工数をいかに短くするか」です。一応これは主観だけでなくよく言われることなんですけど用は自分の稼働をいかに少なくしてもらえる報酬とのコスパをよくするかっていう大体のお仕事に当てはまることなんですよ、ちなみに完成度に関してはクライアントが納品してもいいよって思えた時点で100%だと思って制作をしています。

最近ではあまり見られなくなりましたがちょい昔のCOD界隈デザインでは違う人の作品を見せられて「こんな感じで作ってください」みたいなDMがちらほらTL上に晒されてましたよね?たぶん。
でもこれ商業デザインだと結構大事なことで相手がデザインを知らない・最初は何のこだわりもないみたいなパターンが多くて後々大修整くらったり下手したら作り直しなんてことも多々あります。これを回避するために逆にこちらから完成形を見せてこれに近づけますよっていう相互でゴールを共有するっていう方法が割と基本です。(ただまんまではなくてそれプラスアルファでこんなんやりますよって言えれば完璧です)

商業デザインにおいて気を付けなければいけないこと
大多数の方は著作権等についてのあれこれはもう聞き飽きてると思うし、COD界隈ってグレーなところあるよね(アニメスタイルとか)っていうのは知っていると思うので今回はそこら辺ではない部分で感じたことを書いていきますね。

まず商業デザインにおいて頭の隅に必ずおいていなければいけないことは自分たちはデザイナーであってアーティストではないという事です、クライアントがいてお金が発生している以上その要望に応える義務が発生します。例えばクライアントに「このようなデザインでお願いします」という参考が送られてきたとしてそれが死ぬほどダサいものでも制作しなければいけません(回避方法としてそのデザインともう一案自分の考えるデザインを提案するなどはありますが)。
また商品を売るためなど人に伝えることが前提となるので文字が見づらかったりバチバチに加工して多くの人が「なにこれ?」と思うようなデザインはあまりよろしくないです。
COD界隈のデザイナーは立ち位置がちょうどアーティストとデザイナーの中間にあると考えていてあると考えていてもともと自分のデザインが好みで依頼してきたりあるいは仲がいいから・チームが同じだから依頼してきたりとデザイナーの意見が通りやすくもっと言えば「こういうデザインしかしたくない!」なんてこともクライアントに対して言えない事もないですよね?
「アーティスト > COD界隈デザイナー > 商業デザイナー」
のような順でデザインに対する自由度が変わってくると思っていただければと思います。「この人のデザインが好きだから依頼しました!」みたいな依頼が来るようになればそれはきっとクライアントが自分をアーティストだと認めてくれた証ですしそういわれるようブランディングを確立させたいというのは常々思います、、、

まとめ
今回は商業デザインってどんな仕事をしていてそういうのを始めてみたいと思っている方に対して自分が働いてみて思った大事そうな事についてざっくり書かせていただきました。
次回は商業デザインについて「時間や工数の考え方」とそれを短く・コスパ良くする具体的な方法をまとめていこうかなと思います。おそらくこの考え方はCOD界隈だけでなく日常生活や仕事にも役立つのかなと思うので是非読んでいただければと思います。

※今回含め今後も書かせていただくであろう記事は冒頭でも述べたようにすべて自分の主観ですのでただの独り言だと思っていただければと思います。