歩くのが速い(2023/07/02)

僕は歩くのが速い

早く歩くのは
自分で意識的にやっていることではない

僕は周りの人よりも速く歩いている
ただそれだけのことだ
理由なんて聞かれたところで答える気はない

速く歩くと、こんな風に思われがちである。

あのひと…
急いでいるのかな？
せっかちさんなのかな？
なんかイライラしてる？
なにもそんな焦らなくてもいいのにね。

いや。

別に僕は
急いでもいない。
落ち着いて自分のペースで歩いているだけ。
(急いでれば走ります、流石にね。)
イライラもしてません。歩くのは楽しいからね。

前をゆっくり歩く人に対して
高速道路で「追い越し」をする感覚で
お先を失礼するよ　って歩き抜けると…
何故か、冷ややかな目線を感じるのだ。

その目線はまるで


「うわ　あの人歩くの速っ」
「私たちが歩くの遅いみたいだよね」
「変なの〜　何急いでんだろーね」
「無理して追い越そうとしなくてもいーのに」

…とでも言っているかのように
恐ろしく冷たいものだ。

なんでだろうね。
僕は「ただ」歩いているだけなのに。
不思議だ

歩く速さなんて　どうでもいいじゃないか

みんな同じ道を歩いているのに
歩く速さも同じである必要なんてない。

それに　これは勝負ではない
歩くのが速いからいいとか悪いとか
そんなことは関係ない　知ったことか

別に　歩くのがゆっくりめの人を
責めているわけではない
でも
自分よりも歩くのが速い人に
意味のない敵対心を剥くのだけはやめてくれ

速さに罪はない。

おわり