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毒親の影響は更年期まで及ぶ

「毒親」とは?


毒親という言葉、聞いたことがあるだろうか?
最近はメディアでも多く取り上げられるため、1度は耳にしたことがあるかもしれない。

毒親の定義はこうだ。

■毒親とは
毒親とは、「子どもの精神的な成長や人格形成において悪影響を及ぼす親」という意味で使われている言葉です。
具体的には、過干渉で子どもを理不尽に支配する親、子どもに依存する親、また育児放棄(ネグレクト)や精神的・肉体的な虐待をする親など、多岐に渡ります。
(ニコニコニュースより)
https://news.nicovideo.jp/watch/nw4889364

正常な親子関係で育ってきた方には信じられないかもしれないが、毒親は存在する。

その特徴は……というと、読むだけでもゾッとする。

☆子どもをひとりの人間として尊重できない
他人と自分との間に適切な心の境界線を引けない人が多く、それゆえ、子どもをひとりの人格として尊重することができません。
☆自分の価値観を押し付ける
子どもを親の都合のいいように扱おうとする、親の価値観を押し付ける、子どもの話を聞かずに頭ごなしに否定する、といった行動をしがちです。
☆子どもをコントロールしようとする
「私は不幸だ」「親を見捨てるのか」といったことを言って、自分の面倒を見てもらおうとするなど、罪悪感で子どもをコントロールしようとする親もいます。
(ニコニコニュースより)
https://news.nicovideo.jp/watch/nw4889364

こうした毒親の元で育つと、自己肯定感が低く、ネガティヴ思考になる傾向が強くなるという。

また、幼い頃から「あんたは何をやってもダメ」、「かわいくない」など、否定的な「呪いの言葉」を毒親から浴び続けると、大人になってもなかなかその毒が抜けない。
新著「死んでも女性ホルモン減らさない!」でも書いたが、これが更年期にも関係し、メンタル面に悪影響を及ぼすというのだから恐ろしい。

私自身、感情の起伏が激しい過干渉の母の元、ほぼ褒められずに育ったため、自己肯定感はかなり低かった。
思い切りネガティヴ思考だったため、更年期における女性ホルモンケアをするまでは、鬱に近い状態で、年中死ぬことを考えていた。

パートナードクターの吉野一枝先生に出会った今は「そんなことありましたかいな?」ってな具合に、スーパーポジティブになれたが、親の影響が更年期にまで及ぶということを身を持って痛感した。

毒親に呪いの言葉を吐かれ続けたた子どもは、いくつになっても親の愛を欲しがる。
また親からの承認欲求も人一倍強くなる。
「親に認めてほしい」
「かわいいって言われたい」
「がんばったねって言われたい」
毒親に育てられた子どもの多くが、こうした思いを抱えたまま生きている。
そのため、毒親と共依存になることが多い。

これが諸悪の根源で、断ち切らない間は、ずっと毒親に支配され、自己肯定感が低く、自分に自信を持てない。

毒親の断ち切り方


では、毒親をどうやって断ち切るのか?
それは「自分の人生」を優先すること。
ただそれだけだ。

悲しいかな、毒親は変わることはない。
どんなに願っても。
だから自分が変わるしかない。

どんなことがあっても、自分の人生を歩くと決め、それを貫けば、毒親の支配を断ち切ることができる。
毒親の呪いが解けると、いかに異常な親子関係だったかもわかる。

親は尊敬する対象であっても、服従する必要はない。
ましてや、子どもは親の奴隷でもない。
自分の人生は自分のものなのだ。

こうしたことが理解できると、親ではなく、「自分」が一番大切な存在だと思えるようになる。
そして徐々に自信がついてくる。

更年期って、カラダはもちろん、育ってきた経緯で付いてしまった思考のクセを直す折り返し地点なのかもしれない。

もし思い当たる節があるなら、臨床心理士の資格を持った婦人科医にカウンセリングを受けることを強くおすすめしたい。
女性ホルモンケアとともに、心も癒して欲しいから。

◇◇◇◇◇
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