見出し画像

「幸せ」を倍増させるたった1つの方法


因果応報には2つの意味がある



この年になると、「因果応報」という言葉が実体験をもってよくわかる。

もともと、「因果応報」は仏教の言葉。
詳しくは以下に記す。

人はよい行いをすればよい報いがあり、悪い行いをすれば悪い報いがあるということ。行為の善悪に応じて、その報いがあること。現在では悪いほうに用いられることが多い。「因」は因縁の意で、原因のこと。「果」は果報の意で、原因によって生じた結果や報いのこと。
因果応報(いんがおうほう)の意味・使い方 - 四字熟語一覧 - goo辞書

仕事でも、プライベートでも、人に対し、ひどい行いをすれば必ずそれが「結果」となってかえってくる。
その結果が本人にかえってくることもあれば、大切な人に被害がおよぶ場合がある。
この数年、それを幾度となく見てきた。
同情すると同時に、「ああ、やっぱりな…」と納得することがほとんど。
やはり何かしらの報いを受ける人は、それなりのことを人にしているのだ。

報いを受けることにより、自身の愚かさに気づけば成長につながる。
気づかず、愚痴を言ったり、誰かを恨んだりすれば、そこにとどまるか、堕ち続けていくしかない。

分け与えることで、幸せや喜びは倍増する


説明にもあるように、現在、因果応報は悪いほうに用いられることが多い。
しかし、本来は「よい行いをすれば、よい報いがある」というポジティブな意味も含む。
これもまた真なりで、幸せを独り占めせず、多くの人に分け与えれば、倍以上の幸福感を得られる。
昨今、仕事でそれを強く感じることがある。

それを意識してのことではないが、若い世代に仕事を譲り、それがカタチになると自分のこと以上に嬉しい。
巣立ちするかよわい雛を見守る親鳥のような、そんな温かい気持ちにさせてもらえる。
来月発売の新書は、まさにその1つ。
新人著者のデビューが待ち遠しくてたまらない。

若い頃は、こんなこと考えもしなかった。
自分のことで精いっぱいで、仕事を譲る余裕なんてどこにもなかった。
年齢を重ね、実績と経験を積み、わずかながらの自信ができたことで余裕が生まれたのだろう。
「地道にコツコツと1つのことを続けてきてよかった」と改めて思う。

仕事でも、おいしいものでも、独り占めしたら喜びや幸せは自分でしか味わえない。
多くの人に分け与えれば、倍、いや、それ以上になってかえってくる。
これぞいい意味での因果応報。
それを今、まさに実感している。

★NHKスペシャル「#みんなの更年期」に出演しました。

★新刊「名医が教える飲酒の科学」、発売前に重版しました。現在9刷!シリーズ累計17万部突破しました。

★ライティングを直接指導!
キャリアコンサルタント監修&ベストセラー作家による直接指導の発信力&文章の書き方レッスン&オンラインサロン
「アカデミア・ミネルヴァ」
https://www.academiaminerva.biz/


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?