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初潮がきたら、お祝いする?しない?

やっぱり「おめでとう」って言って欲しかった


このコラムでも書いたのだけれど、私は初潮を迎えた時、「おめでとう」って言ってもらえなかった。
お祝いも特にしてもらっていない。

「そんな40年以上前のことを」と思うかもしれないが、40年もたったのに覚えているほど、初潮を報告した際の母親の態度というのは印象に残るのだ。

とまあ、そんな話を書いたところ、「イマドキの子どもは逆にお祝いされるほうがイヤなんだってサ」というご意見をいただいた。
何でも「拷問に近い」くらいイヤなのだそう。
こんな意見もあって、これまたびっくり。

「自分の時は、赤飯を炊かれて本当に嫌でした。男兄弟がいたのでなおさら。祖母が『これからは女の体になるのですから注意しなさい』と言ったのが、鳥肌が立つほど生々しく気分が悪かった。祖母や父に言った母が許せません。なぜ、そっとしておいてくれないの!と煮えくり返っていました」
(Jcastニュースより https://www.j-cast.com/2017/01/23288720.html?p=all)

マンガやドラマの影響が強かったのか、私は「初潮を迎えたらお赤飯を炊いてお祝いするもの」と思い込んでいた。
お赤飯……、嫌いなんだけどね、私。

ネットで検索してみると、こんなデータも。
お祝いするほうが少ないなんて……。
でも考えてみれば、初潮を迎えるのは最も難しい思春期。
父親にも知られたくないだろうし、盛大にお祝いされちゃうのもイヤなんだろうね。
それをSNSなんかに上げられた日にゃあ……、逆に恨んじゃうかも。

じゃあ、周囲の同世代の方はどうかというと、「お赤飯でお祝いしてもらった」という声が多い。
うーん、これも「時代」なんだろうか?

母に生理のことを相談できる環境に


お赤飯はさておき、「おめでとう」って言葉はどうなんだろう?
前述した通り、私は「言って欲しい派」である。
これは今になっても思うのだが、「おめでとう」ってあの時言ってもらったら、生理に対し、ネガティブなイメージを抱かなかったし、色々なことを母親に相談できたと思う。
生理のことだけじゃなく、彼氏のことだって。

生理に対し、ネガティブなイメージを抱くと、もれなく性そのものについても同様の感覚を持つようになる。
それでもって、何もかも親に隠すようになる。
生理不順、感染症、そして更年期の症状に関しても。
私がそうだった。
何故なら「恥ずかしいこと」「口に出してはいけないこと」と思っているから。

私の場合、もしかしたら特殊なのかもしれないが、多かれ少なかれ、初潮を迎えた際の母親の対応は後の人生に影響すると思う。

大々的なお祝いはしなくてもいい。
でもやっぱり初潮を迎えた娘さんには、「おめでとう」って言ってあげて欲しい。
コッソリでいいから。
もしかしたら、その時は恥ずかしがって嫌がるかもしれないけど、オトナになった時、きっと感謝すると思う。
そしていい記憶として、ずっと心にも残るはず。

大切な娘さんには、何事も初めてのことはいいイメージと、いい思い出を作ってあげて欲しいなぁ。
だって、40年以上たっても、こうしてはっきり覚えているんだから。

◇◇◇◇◇

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