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喫煙で髪が薄くなる?タバコが髪に与える影響について解説!

喫煙は、「百害あって一利なし」という言葉があるように、健康への悪影響があることが知られています。その影響は内臓や脳だけでなく、髪に健康にも及ぶことがあります。
「喫煙が薄毛のリスクを高める」という科学的根拠も広く知られるようになりましたが、40代以上の世代の喫煙者はまだ多く、喫煙者は全国に1400万人もいると言われています。

本記事では、「なぜ喫煙が髪に良くないのか?」といったメカニズムや、禁煙のコツ、おすすめの薄毛治療法などをご紹介します。

薄毛の原因となるもの

喫煙は薄毛のリスクを高めますが、それだけが原因という訳ではありません。薄毛の原因は、遺伝や体質などのほかに、環境因子や外的要因など多岐に渡ります。
以下では、薄毛の原因となる要素について、詳しくご紹介します。

1.皮脂のつまりなどの頭皮トラブル

頭皮には、多くの「皮脂腺」という皮脂を分泌する器官が多く存在しています。頭皮の皮脂の量は、20代をピークに下がることなく横ばいになるため、日常的な頭皮ケアが欠かせません。
頭皮ケアがきちんとできていないと、皮脂による毛穴の詰まりなどによって頭皮環境が悪化し、薄毛の原因となってしまいます。

2.男性ホルモンの働きによるもの

男性ホルモンの一種である「テストステロン」と酵素「5αリダクターゼ」が結合すると、「ジヒドロテストステロン(DHT)」という男性ホルモンが発生します。
このDHTは、脱毛症を引き起こしたり、症状を進行させてしまう原因物質として知られています。

3.血行の悪化によるもの

ストレスや生活習慣の乱れにより、血行が悪くなると髪に栄養が行き渡りにくくなり、健やかな髪が育たなくなります。結果的に薄毛や抜け毛の原因に繋がるため、注意が必要です。

4.外的要因によるもの

紫外線や、パーマやカラー液による直接的な頭皮への刺激といった外的要因も、頭皮環境の悪化から薄毛を進行させる一因となります。
薄毛の主原因であるとは言えないものの、気を付けた方が良いでしょう。

喫煙と薄毛の因果関係とは?

海外の研究データによると、喫煙経験者の男性は、喫煙経験のない男性に比べ、男性型脱毛症(AGA)のリスクが1.82倍もあることが分かっています。
また、同様に1日に10本以上タバコを吸う人は、10本未満の人に比べて男性型脱毛症のリスクが1.96倍になるというデータも出ています。
これは、タバコに含まれるさまざまな成分が、髪の成長を阻害する働きがあるからと考えられています。
以下では、喫煙が薄毛の原因と言われる理由を詳しく解説いたします。

1.ニコチンによる血管収縮が起きるから

前述の通り、血行が悪化してしまうと髪に必要な栄養が行き渡らなくなり、髪の成長を阻害してしまいます。
タバコに含まれる「ニコチン」という成分は、血管を収縮させる働きがあります。これにより頭皮を含む全身に血行不良が起こり、巡り巡って栄養不足に陥った髪の毛は抜けやすくなります。
ニコチンはタール、一酸化炭素と並んで「タバコの3大有害物質」とも呼ばれます。

2.一酸化炭素によって酸素不足になるから

通常、血管内ではヘモグロビンが酸素と結びつくことで、全身に酸素を運搬しています。
しかし、タバコの煙に含まれる一酸化炭素(CO)は、酸素の約250倍ものヘモグロビン結合力があり、それによって酸素が全身に行き渡りにくくなります。
これは頭皮の血管においても同じで、発毛に欠かせない「毛乳頭細胞」にも酸素が行き渡らなくなります。特にもともと薄毛や抜け毛の症状があった人は、喫煙によって重症化しやすくなるのです。

3. ジヒドロテストステロン(DHT)が増えるから

喫煙すると、男性ホルモン「ジヒドロテストステロン(DHT)」の濃度が上昇すると言われています。ある研究データによると、喫煙者のDHT濃度は、非喫煙者より14%も高いと言われています。
前述の通り、DHTが過剰に増えると、毛母細胞に悪い影響を与えます。また、ヘアサイクルを乱し、髪の「成長期」を大幅に短くするなどの作用もあります。
十分に成長できなかった髪は細く、抜けやすくなり、このサイクルの繰り返しで抜け毛・薄毛が進行します。
ヘアサイクルは平均2~6年で一周するため、喫煙習慣が始まってからすぐに影響は出ないかもしれません。しかし、ヘアサイクルの乱れは少し遅れて自覚することが多いため、注意が必要です。

4.悪玉コレステロールが増えるから

タバコを吸うと、悪玉コレステロールが増え、善玉コレステロールが大きく減少することも判明しています。
これは、タバコに含まれるニコチンが「カテコールアミン」というホルモン物質を活発にすることで起こる現象です。その結果、中性脂肪が増加し、動脈硬化のリスクが高まります。こうした症状が進むと、頭皮に栄養や酸素が十分に届かなくなってしまい、不健康な髪の毛となり、抜け毛などの症状が進みます。
また、悪玉コレステロールは、アミノ酸を用いて「タウリン」を生成します。アミノ酸は髪の成長に欠かせない栄養素のため、悪玉コレステロールが増えることにより、髪の成長が阻害されるのです。

5.ビタミンCが消費されるから

ビタミンCは、「コラーゲン」や「ケラチン」といった、髪の成長に必要な栄養素のもとになります。しかし、タバコを1本吸うことで約20mgのビタミンCが消費されるため、喫煙者は慢性的なビタミンC不足に陥りやすくなります。
さらに、ニコチンは髪の健やかな成長を促す「ビタミンE」の吸収も阻害します。必要な栄養素が消費されたり、吸収されにくくなることで、薄毛の症状が進行しやすくなるのです。

薄毛治療の第一歩として「禁煙」がおすすめ

現在喫煙している方で「最近抜け毛の量が気になる」、「髪の毛が細くなってきた」という症状が出ている方は、無理のない範囲で禁煙にチャレンジするのをおすすめします。
以下では、禁煙を成功させるために効果的な方法をご紹介します。

ニコチンパッドなどの市販品を使ってみる

ニコチンには依存作用があり、ニコチンが不足すると「イライラする」、「集中力が落ちる」といった症状が表れます。
そのため、無理なく禁煙するには、タバコの代わりにニコチンパッドやニコレットといった市販品を使用し、徐々に喫煙習慣をなくしていくのもおすすめです。

電子タバコを使用する

電子タバコや加熱式タバコの中には、ニコチンやタールが含まれていないものもあります。薄毛のリスクを減らしたい場合は完全な禁煙がおすすめですが、難しい場合はニコチンフリーの電子タバコなどに切り替えるのも良い手段かもしれません。
ただし、海外製の電子タバコの中にはニコチンやタールが含まれているものもあるため、国産のものを選ぶようにしましょう。

専門家のサポートを受ける

1人で禁煙にチャレンジしても、なかなか続けられない人や、ハードルが高く感じる人も多いようです。
そんな時は禁煙外来に相談するなど、プロのサポートを受けるのもおすすめです。無理な禁煙は逆にストレスの原因になってしまうため、自分に合った禁煙方法を見つけるのが大切です。

さらに踏み込んだ薄毛治療なら

禁煙をすると、頭皮の血流が改善され、髪が生えやすくなる・必要な栄養素が行き渡るなど、髪に対して大きなメリットがあります。
しかし、薄毛の原因は喫煙だけでなく、加齢や男性ホルモンなど、複合的な理由がある場合がほとんどです。
発毛サロンヘアティブでは、薬なし・副作用なし・痛みなしのオリジナル毛髪再生施術メニューを展開し、男女問わず幅広い年齢層の方にご来店いただいております。
「自力で髪を維持できる状態を目指す」をモットーに、薬に頼らない治療方法をご提案いたします。

ヒト幹細胞培養液✕赤色LED照射

ヒト幹細胞培養液は、最新の薄毛治療技術の一つです。
自己再生力を持つ「ヒト幹細胞」の培養時の上澄み液を頭皮に直接塗布することで、中に含まれている成長因子が毛母細胞に直接作用し、頭皮の活性化を促します。
ヒト幹細胞培養液による治療は、自身の細胞を活性化させることで発毛を促進するため、発毛後も抜けにくい髪が育つのが特徴です。
また、発毛効果が実証されている「赤色LED照射」による治療を掛け合わせることで、さらに毛母細胞を活性化させ、健やかな発毛を促します。
薬を使わず、副作用の心配もないという安全性の高さから、近年注目を集めている薄毛治療です。
さらに詳しく知りたい方は、以下の記事を参照してください。

専門家による生活習慣などのアドバイスも行っていますので、「内服薬などに頼らず、自力で健康な髪を生やしたい」という人は、ぜひ一度ご相談にお越しください。
発毛サロンヘアティブについてはこちらも参照してください。



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