発毛剤と育毛剤の違い
皆様こんにちは。広尾にある美容室HAIRSALON-Sです。
髪の悩みを抱えている方にとって、「育毛剤」と「発毛剤」という言葉はよく耳にするものですが、この2つの違いについて理解している方は意外に少ないかもしれません。それぞれの役割や成分が異なるため、自分の悩みに合った製品を選ぶことが重要です。ここでは、育毛剤と発毛剤の違いを詳しく解説し、それぞれの効果や使用方法について詳しく紹介します。
1. 育毛剤と発毛剤の定義
まず、育毛剤と発毛剤の基本的な定義から見てみましょう。
・育毛剤: 育毛剤は、「今ある髪の毛を健康に保ち、抜け毛を防ぐ」 ことを目的とした製品です。主に頭皮環境を整え、髪の成長を促進するために使われます。抜け毛の予防や、細くなった髪のボリュームアップに効果がありますが、新たに髪を生やす効果は限定的です。
・発毛剤: 一方、発毛剤は、「新しい髪の毛を生やす」 ことを目指した製品です。主に薄毛や脱毛症など、毛髪が減少している状態に対処するために開発されています。発毛剤は、毛包(毛根部分)に直接作用し、休止状態の毛包を活性化して新たな髪の成長を促します。
2. 成分の違い
育毛剤と発毛剤には異なる有効成分が含まれており、それぞれの目的に応じた働きをします。
育毛剤の成分: 育毛剤には、主に栄養補給や血行促進を目的とした成分が含まれています。これにより、頭皮環境が整い、毛髪が健やかに成長するのをサポートします。代表的な成分は次の通りです。
センブリエキス: 血行を促進し、頭皮の健康を保つ。
ヒノキチオール: 抗菌作用があり、頭皮のトラブルを予防。
パンテノール: 髪を保湿し、髪質を改善。
発毛剤の成分: 発毛剤には、毛包に直接作用して新しい毛を生やすための成分が含まれています。代表的な発毛成分は次の通りです。
ミノキシジル: 毛包を活性化し、毛髪の成長を促進する成分。発毛剤の主要な成分であり、科学的にその効果が証明されています。
フィナステリド: 脱毛ホルモン(DHT)の生成を抑え、毛髪の成長を促進します。内服薬として利用されることが多いです。
3. 効果の違い
育毛剤の効果: 育毛剤は、髪の毛を強くし、抜け毛を予防するために使われます。使用すると、頭皮の血行が改善し、毛包が活性化され、健康な髪が育ちやすくなります。主な効果は次の通りです。
抜け毛の予防
髪質の改善
頭皮の保湿・保護
発毛剤の効果: 発毛剤は、薄毛や脱毛症に悩んでいる方にとって有効です。特に、ミノキシジルを含む発毛剤は、毛包に直接作用して新たな髪の成長を促進します。主な効果は次の通りです。
新しい髪の発毛促進
薄毛や脱毛症の改善
毛包の再活性化
4. 使用期間と注意点
育毛剤の使用期間: 育毛剤は、長期的な使用が推奨されます。髪の成長には時間がかかるため、1〜3ヶ月程度の使用で効果を感じ始めることが多いです。ただし、即効性はあまり期待できないため、継続的な使用が必要です。
発毛剤の使用期間: 発毛剤は、効果が現れるまでに時間がかかることがあり、通常3〜6ヶ月の使用が必要です。特に、ミノキシジルを含む製品は、一定の使用期間が必要であり、途中で使用を中止すると再び脱毛が進行することがあります。
5. 副作用とリスク
育毛剤の副作用: 育毛剤は比較的副作用が少なく、安全に使用できる製品が多いですが、稀に頭皮のかゆみや炎症などのトラブルが起こることがあります。アレルギー体質の方は、使用前にパッチテストを行うことが推奨されます。
発毛剤の副作用: 発毛剤、特にミノキシジルやフィナステリドを含む製品には、頭皮のかゆみ、炎症、または血圧の低下、性欲減退などの副作用が報告されています。発毛剤を使用する際は、医師の指導のもとで行うことが望ましいです。
育毛剤と発毛剤は、それぞれ異なる役割と効果を持っています。
「今ある髪を守りたい」という方は育毛剤を、
「新たに髪を生やしたい」という方は発毛剤を選んでください。ただし、どちらの製品も継続的な使用が必要であり、早期のケアが効果を最大限に発揮するポイントです。
私個人の意見ですが、頭皮や毛量が気になる前から育毛剤を習慣化しておくことをおススメいたします。
HAIRSALON-Sは広尾にある美容室です。1席のみの完全プライベートサロンのため周りに気を遣わずゆっくりとご自分のお時間をお過ごしいただける空間を提供しております。ヘアデザイン(カット、カラー、パーマ、トリートメント、ヘッドスパ)に加え、育毛・オーダーメイドウィッグ・増毛エクステにも注力しております。
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