見出し画像

【医師監修】ハゲは遺伝するって本当?最新研究ではこうなっている!

「ハゲは遺伝する」は本当か?最新研究ではこうなっている!

タイトル1 ハゲは遺伝するは本当か?

親がハゲていると子供もハゲるという噂を聞き、気になっている方は多いのではないでしょうか。

実際のところ、ハゲは遺伝するのか、親族の髪が薄いと自分も薄くなるのか、確認しておくことが大切です。

また、薄毛に関係する遺伝子を検査で調べられるようになっているため、気になる方はそちらもあわせて確認しておきましょう。

ここでは、ハゲは遺伝するのか、最新の研究における遺伝の考え方について詳しくご紹介します。

ハゲは遺伝する…という噂

タイトル2 ハゲは遺伝するという噂

薄毛やハゲは遺伝するという噂がありますが、噂をうのみにせず、真実を確かめることが大切です。

気にしすぎるとストレスが溜まり、自律神経のバランスが乱れます。
その結果、血管が収縮して血流が低下し、頭皮への栄養が届かなくなります。

そうなると、髪を作るために必要な栄養が不足し、ハゲに繋がるかもしれません。

また、ハゲが遺伝するにしても、早めに対策することで、症状を最小限に抑えられる可能性もあります。気にしすぎず、ハゲの遺伝について確認していきましょう。

結局、ハゲは遺伝するのか!?

タイトル3 結局ハゲは遺伝するのか

Q.結局、ハゲは遺伝するんですか?
結論からいうと、薄毛は遺伝する可能性があります。

ハゲのリスクに関係している遺伝子はX染色体に含まれているため、母方の祖父から受け継ぎます。

遺伝情報は代々受け継がれるため、母親がハゲでなくても、その親族にハゲの人がいると、遺伝する可能性があるのです。

ただし、X染色体にハゲの遺伝子があり、それが受け継がれると必ずハゲるのかというと、そうとは限りません。

さまざまな遺伝子が複雑に関係し、ハゲるかどうかが決まるため、必ずハゲるとは限らないのです。

また、ハゲは生活習慣や環境の影響も受けるといわれているため、ハゲになりやすい遺伝子が受け継がれても、生活習慣や環境を整えることで、ハゲを防げる可能性もあるでしょう。

ハゲと遺伝の研究はここまで進んでいる

タイトル4 ハゲと遺伝子の研修はここまで進んでいる

遺伝子の研究は目覚ましい進歩を見せており、自分がどのような遺伝子を持つか詳しく調べることも可能です。

少量の唾液だけでDNAに含まれる遺伝情報を調べられ、糖尿病、高血圧などの病気のリスクはもちろんのこと、ハゲやすさもわかります。

ハゲは体質に関係しているといわれていますが、これはハゲの遺伝子を持っている人がハゲ体質で、持っていない人はハゲ体質ではないということです。

ただし、複数の遺伝子が絡み合ってハゲるリスクが増減するため、現時点で調べられる範囲でハゲの遺伝子が見つかっても、必ずハゲるとは限りません。

また、世の中にはさまざまな“ハゲ”に関する研究が行われており、例えば遺伝子がほぼ同じの双子に、生活習慣がどのように影響を及ぼすのかといった研究をしているところもあります。

全ての方に当てはまるわけではありませんが、一部の調査では肥満傾向の人の方がハゲやすいというデータもあります。

遺伝によるハゲの原因

タイトル5 遺伝によるハゲの原因

“遺伝でハゲる可能性がある”と、これまでお伝えしてきましたが、実際にどのような影響があるのでしょうか。

まず、遺伝によるハゲはAGA(男性型脱毛症)が大きく関係しています。

このAGAは25%の確立で遺伝するといわれており、4人に1人は遺伝する可能性があるということです。

AGAは男性ホルモンが大きく関わっている病気で、テストステロンが5αリダクターゼに変換されることで、ジヒドロテストステロンとなり髪の成長を妨げます。

このなかで遺伝に関係するのは、“5αリダクターゼ”です。5αリダクターゼの活性が高い遺伝子を受け継いだ場合、通常よりも分泌量が高くなり、ジヒドロテストステロンを多く発生させてしまうのです。

そしてもうひとつ、男性ホルモンの一種「アンドロゲン受容体」が関わってきます。

この遺伝子も親族から受け継がれるもので、“アンドロゲン受容体とジヒドロテストステロンが結びつきやすいか”によって、ハゲやすいかどうかが決まってきます。

将来が心配な方は遺伝子検査も

タイトル6 将来が心配な方は遺伝子検査を

将来、ハゲないか心配な方は、遺伝子検査を受けるといいでしょう。
男性ホルモンのアンドロゲン受容体の影響の受けやすさを調べることで、ハゲのリスクがわかります。

検査方法は一般的に、口内の粘膜や髪の毛を採取するだけです。

AGAを専門としている医療機関や、皮膚科などで検査を導入している場合が多いので、気になる方は近くの病院で対応しているか調べてみましょう。

とはいえ、遺伝によってハゲるかどうかは、個人差があります。

例えば、5αリダクターゼの分泌量が多い方でも、アンドロゲン受容体との結びつきが少ない方はリスクが低いという場合もあります。
そのほかにも、5αリダクターゼの分泌量が多くアンドロゲン受容体との結びつきが高いという方であっても、発毛力が強い場合はハゲにならないケースもあります。

男性ホルモンや生活習慣、遺伝など、さまざまな要因が関係していることもありますので、気になる方は医師の診断を仰ぐのが得策といえます。

薄毛のリスクがわかれば、早期に対策を立てられるため、コンプレックスになるほどハゲる前に進行を抑えられるでしょう。

遺伝によるハゲは予防できる?

タイトル7 遺伝によるハゲは予防できる?

「遺伝だから仕方ない」と諦めている方もいますが、できればハゲたくないのが心情ですよね。
ハゲを予防するには、現在の状態に合わせたケアが必要です。

特に症状が出ていない場合は、頭皮環境を整え、健康な状態を保つ必要があります。

そのほか、ストレスや睡眠時間の確保、食生活の見直し、シャンプー・トリートメントを変えるなど、医師と相談しながら予防ケアを行いましょう。

遺伝以外のハゲる原因

タイトル8 遺伝以外のハゲる理由

遺伝によってハゲることをお伝えしてきましたが、そのほかにもさまざまな原因があります。

遺伝とそのほかの原因が重なり、さらに悪化しているケースもありますので、要注意です。

生活習慣を整える
生活習慣の基本は、睡眠と食事、運動を整えることです。
これらが乱れると、血流が低下したり頭皮に十分な栄養が届かなくなったりして、強くて太い髪を育てられなくなります。

睡眠では、長時間寝るのではなく、自分に合った睡眠時間を確保して、良質な睡眠をとることが大切です。

食事では、髪を構成するタンパク質だけではなく、ビタミンやミネラルも摂れるように、好き嫌いせずさまざまな食品を食べましょう。
運動では、ウォーキングやジョギングで身体を動かし、血流を促してください。

ストレスケアを心がける
ストレスを受けると交感神経の働きによって血管が収縮し、血流が低下します。

頭皮の栄養不良の原因となるため、日ごろからこまめにストレスを解消させましょう。

ストレス解消法は人それぞれですが、よく寝て適度に運動しつつ、趣味を楽しんだり、映画や音楽など芸術作品に没頭したりすることがおすすめです。

頭皮と髪のケアを習慣づける
自宅でできる対策として、ヘアケアを見直しましょう。

頭皮がかゆいからといって、爪を立ててガリガリと洗ったり、洗い上がりがすっきりさせたいために、洗浄力が強すぎるシャンプーを使ったりすると、頭皮が乾燥してしまいます。

乾燥すると、頭皮が刺激を受けやすくなるため、頭皮環境が悪化するのです。

頭皮環境を整えなければ、健康な髪を生やすことが難しくなり、薄毛がさらに進む可能性があります。ポイントは、優しく洗うこととぬるま湯を使うことです。

また、育毛シャンプーに切り替える、刺激の少ないタイプを選ぶのも大切です。

まとめ

タイトル9 薄毛遺伝まとめ

遺伝に関する情報は日々アップデートされており、これまでの常識が覆る可能性もあります。

気になる方は遺伝子検査を受けて、ある程度のリスクを把握しておきましょう。

リスクが高い場合は、できることから始めるために、まずはクリニックを受診し、診断を受けてください。

そのうえで、生活を整えたり、ストレスを解消したりして、身体の状態を整えましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました!




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?