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「酒屋大賞」の推薦コメントを読んでみたい ─ #日本酒のできごと (2023/10/02-10/08)

「日本酒のできごと」は、日本酒にまつわるニュースや動向を週1でまとめたマガジンです。ごはん同盟のシライジュンイチ(@hair5mm)が、毎週日曜に更新しています。

今週飲んだお酒は、宮城県・大和蔵酒造「雪の松島 海-KAI- ひとめぼれ 純米原酒」

「酒蔵」のできごと

・アルコール分5%の日本酒に挑戦「Gekkeikan Studio no.4」発売開始

「若手の夜明け」のイベントブースで飲んで、一番びっくりしたやーつ。低アルコールなのに飲みごたえもしっかりありました。

・オンキヨーと月桂冠が音楽醸造の可能性検証

こちらも月桂冠のニュース。特定の音波によっては、音波を当てていない状態に比べて、香りの成分値が1.2倍近くに増加することが明らかに。

・美食の聖地「東岩瀬」をつくり、支える日本酒

「満寿泉」を醸す桝田酒造店が蔵を構える、富山市東岩瀬。7年ぐらい前に訪れたことがあるけれど、さらに進化した美食の街となっているみたい。

・日本酒一合瓶ブランド「きょうの日本酒」、2023年度グッドデザイン賞を受賞。

日本酒の楽しみのひとつに「注ぐ」があるのだけれど、きょうの日本酒のボトルはそれを思い出させてくれるね。

・SAKE / KURA / CULTUREの再定義【途中仮説2023】

WAKAZEの杜氏、今井翔也さんのコラム。「SAKEの発酵対象は米に閉じず、『リンネ三界』博物学的思考で自然界すべてを表現対象にする醸造酒として大きな懐を持つ」のパンチラインにやられた。これから何度も読み返したい。

「国内」のできごと

・【速報】酒販店員がもっともおすすめしたい酒蔵を選ぶアワード「酒屋大賞 2023」の結果が発表されました!

全国の酒販店員が、いま消費者にもっともおすすめしたい酒蔵を選ぶアワード「酒屋大賞 2023」のGOLD受賞は、奈良県の今西酒造。

・一升瓶の不足、経営難…“日本酒業界”を襲う課題に、気鋭のベンチャーが「世界最高峰の真空」で立ち向かう!

ガラス瓶の風情もよいけれど、家飲みだったらパウチ容器を使うメリットも大きいと思う。

・会員制の日本酒ブランド「F1625」が発売から1年半が経過した日本酒「いのたち2022」の価格改定を発表

日本酒の熟成具合によって価格を改定する試み。ヴィンテージという考え方が、日本酒の世界でもだんだんと広まってますね。

・TOYOSU SAKE TERRACE

10/28(土)に、東京・豊洲で開かれる日本酒イベント。秋晴れのなかで飲む日本酒、うまそう。

・秋田巡吟醸 2023
秋田県28蔵の日本酒が味わえる「秋田巡吟醸(じゅんぎんじょう)2023」が、11月1日(水)より予約受付開始。これはコンプリートしたくなる。

「海外」のできごと

・米サンフランシスコで日本酒イベント「SAKE DAY」が開催

アメリカの消費者向けの日本酒試飲イベント「SAKE DAY」。日本の酒蔵だけでなく、サンフランシスコのベイエリアで製造している「Den Sake」や「Sequoia Sake」も参加。

・アジア最大級の国際日本酒コンクールOriental Sake Awards 2023受賞酒発表!

アジアの酒類専門家によるブラインドテイスティングで審査され、アジアの消費者に好まれる日本酒を選出するコンクール。チャンピオン酒の中から選ばれる「Sake of the Year」は、栃木県・虎屋本店の「七水 純米吟醸55 雄町」。

・【現地レポート】「獺祭」がニューヨークに新工場をオープン

「獺祭」のアメリカ・ニューヨーク州の新工場は、料理学校からの要請で建てられたのだとか。料理を学ぶ段階で最初に知る日本酒が「獺祭」になるのは強いな。

#編集後記

今週からピックアップしたニュースにコメントをつけてみました。

今年から始まった「酒屋大賞」。上位20蔵の試飲イベントに参加してみて、とりあえずここに来れば今の日本酒のトレンドが感じ取れるし、どれもうまかった。しいていえば、予選の段階でどのくらいの酒蔵が候補にあがったのか気になります。酒販店員の方々が寄せた推薦コメントを読んでみたい。

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読んでくださってありがとうございます。 おいしいごはん生活を探求すべく、あたらしい食材やお酒を試したいと思います。