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M-1グランプリ2022 三連単予想

例年通り、「笑神籤」のシステムがあるので予想はほぼ当てにならない。一組目になったコンビは必ず下位に沈むし、その後の流れも想像がつかないからだ。それでも一応分析をすると、前の記事で述べたように、今年のファイナリストはみな、独特のテンポや設定のために一見とっつきづらいものの、ハマれば爆発的な笑いを生むポテンシャルがあり、「大振りだが当たれば大きい」タイプが揃っている。そのため、普通にウケるだけでは上位に入れず、「大当たり」しないと勝負にならない決勝になるのではないか。以下、これを前提として各コンビを5段階評価とともに紹介していく。
 

真空ジェシカ  ★★☆☆☆


一つ一つのボケ・ツッコミにひねりが効いており、手数も多い。彼らのひねったボケをするキャラクターも浸透し、審査員も去年より評価しやすいだろう。ただ、客層によっては伝わりづらい箇所もあり、今年の準決勝のネタでもそこは変わっていなかったため、会場が一体となるくらいに大ウケするところが想像しにくい。大好きなコンビだが、TOP3に入るのは難しいと思う。
 

ダイヤモンド  ★★★☆☆


お笑いファンの間では注目度が高まっていたが、準決勝以降に進出するのは初となり、フレッシュさも十分。今年の勝負ネタも目の付け所だけで面白く、去年のモグライダーのような形で評価されるのではないか。ただ汎用性のあるパターンではないので、審査員の評価にブレーキがかかる可能性がある。
 

ヨネダ2000  ★☆☆☆☆


昨年の3回戦で初めてネタを見たときから天才だと思っているが、今年はまだ勝つ年ではない。先日のTHE Wでも活躍したが、その影響もあって「期待したほど変なことをしない」という印象で終わるのではないか。昨年のランジャタイのような枠。
 

男性ブランコ  ★★★★★


昨年のキングオブコント準優勝、そしてM-1準決勝進出により露出が増え、二人の紳士的なキャラも浸透してきた。そして準決勝のネタは、そんな二人のキャラを活かしつつも、見たことがないような独特なネタになっており、爆発力も十分。今年のスターになる条件は整っている。
 

さや香  ★★★☆☆


今年のファイナリストの中ではしゃべくりに勢いを乗せやすく、ネタもしっかり練られたシステムを備えている。出番が早めになっても審査員がしっかり評価してくれそうだ。ただ今年はどのコンビも強烈なネタを持っているため、他と比較して印象に残りにくいのではないだろうか。
 

ウエストランド  ★★★★☆


2年前の決勝のときと比べて、河本のスタンスはあまり変わっていないのに、ネタが洗練されたのか井口の話芸が楽しみやすくなった。何より2年前に松本人志に言われた「もっと刺してほしかった」という期待に応えられるネタになっている。2020年のマヂカルラブリーのようなパターンで上位に食い込む爆発を起こせそうだ。
 

キュウ    ★★★★☆


独特の芝居がかった喋りと言葉遊びを使ったネタなので、一見序盤は笑いが少ないし、小難しく見えるかもしれないが、そこに表情芸と言い方の面白さが乗ってくるため、ハマったときの爆発力が大きい。出番が最初でも最後でも厳しくなりそうだが、ちゃんとウケれば上位に入りそう。
 

カベポスター  ★★☆☆☆


準決勝ではABCお笑いグランプリの決勝と同じネタをやっていたので、おそらくはそれが勝負ネタか。間違いなくウケるだろうが、ウケの最大値が他のコンビと比べると小さいように思われる。TOP3には一歩及ばないのではと予想。
 

ロングコートダディ  ★★★☆☆


今年の準決勝のネタは、何も考えなくてもとにかく笑えるすごいネタで、個人的には一番笑った。決勝でも客席には爆発的にウケる可能性が十分ある。ただ大喜利要素が強く、漫才らしさを重視する審査員の評価が伸び切らないのではないだろうか。
 

敗者復活組  ★☆☆☆☆


ほぼ間違いなくミキかオズワルドが上がってくるだろう。知名度の高い二組のうち、当日ウケがよかった方がスタジオに来る。だが、この二組はすでにネタのテイストが知られていて、期待される水準が相当に高い。そして今年のネタは二組とも面白いけれど、その期待を上回るようなものではない。強いて言えばミキの方がネタに勢いを乗せやすいので、ネタ順が後半になったなら爆発する可能性がある。
他に視聴者票が多そうなのはマユリカ、コウテイあたり。個人的には令和ロマンとヤーレンズあたりを応援したくなっている。
 

結論


1 男性ブランコ
2 ウエストランド
3 キュウ
 
3位はロングコートダディかダイヤモンドかさや香を好みで入れてもOK。
全部適当に書いているので信用しないでください。

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