偏質的俳句鑑賞-第七十四回 ピーマン切って中を中を明るくしてあげた-池田澄子『空の庭』

ピーマンは中が空洞になっていて洞窟のように見える。畑に生っているときには中には暗闇しかない。
だから主人公はピーマンを切ってそこに光を入れてあげる。
ピーマンもやっぱり中が暗いよりも明るいほうがいいじゃないかなと、まるで絵本の目鼻のついたピーマンのような感じがする。
そういう無邪気さを綺麗にまとめられるのが池田澄子の力量だろう。 
それだけです。次回も良ければ読んでください。

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