偏質的俳句鑑賞-第百十八回 銀やんまジュラ紀の空の青さかな-有馬朗人『黙示』

メガネウラとかが昔から好きだ。あのバカでかい昆虫の姿を化石で見るとなかなかに面白い。
この句の主人公は「銀やんま」からそういう古代の大きなトンボっぽいのを想像している。
そうすると、普通の現代の空がジュラ紀の空の青さを引き継いでいるようにも感じられる。
ジュラ紀の空はどれぐらい青かったのだろうか。「銀やんま」たちは時空を超えて主人公の眼の前に現れる。想像が勝手に広がる良い句だ。
それだけです。次回も良ければ読んでください。

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