偏質的俳句鑑賞-第百一回 念力のゆるめば死ぬる大暑かな-村上鬼城『村上鬼城句集』

念力で人間が生きているかもしれないと思うときがある。人体の機構だけで生きているわけじゃなくて、なんかよくわからない力に支えられて生きていそうだ。
それがゆるんだら死んでしまうほど暑い。気合というか。
「大暑」という季語は字面がいい。
めちゃくちゃ暑そうでいい。時期を表す単語としてはとてつもなく想像しやすいし。
鬼城の時代も今の時代も流石に大暑はちょっとは気合を入れないと乗り切れなかったのだろう。
それだけです。次回も良ければ読んでください。

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