視聴者投稿実話怪談『トンネルにて』

これは、私の怪談を扱う配信に、視聴者の方より投稿されたお話です。

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配信いつも楽しく見させて頂いております。初めての投稿となるので読みづらい部分等あると思いますがよろしくお願いします。

これは私が中学生の頃に経験した話です。

私は普段からよく通る道にあるトンネルがありました。
しかし、ある日、習い事が遅くなり深夜に通り抜けなくてはならなくなりました。
深夜のトンネルとはいくら普段使いしてるとはいえ不気味な物です。なんだか嫌だなと思いながら自転車を走らせ、トンネルに突入しました。
すると、丁度トンネルの真ん中あたりで「ガッチャン！！」と自転車のチェーンが外れて足を止めてしまいました。

毎日のように使っていたママチャリです。いつこんな事が起きてもおかしくはないのですが、なぜ今？と思いながら道の端に寄せチェーンを直し始めました。
それからどれくらい時間が経ったか…やっとチェーンが直り、ハンドルに手をかけたそのとき、私は何かが自分に近づいてくるような気配を感じました。
その瞬間、不気味な笑い声が響いてきた。
「ふふふふふふふ」という声は、知らない女の声で恐怖を感じました。
一瞬、自分が狂ってしまったのかと思ったが、声が聞こえることは明らかだった。
不気味な声を振り払うようにパニックになりながらもトンネルの出口を目指した。
心臓がうるさいくらいに跳ねる跳ねる跳ねる…
呼吸も浅くなり、一心不乱に出口に近づいていく。
後少し、あと少しと必死に走る 声はまだ響きわたっているようだ。怖い。
そしてとうとうトンネルから抜け出した。
もう声は聞こえない、大丈夫だ時胸を撫で下ろした時、耳元で

「聴こえる？」

恐怖のあまり振り返ることすら出来ず一目散に家へと帰りました。

以上となります。
余談ですがそのトンネルは今でも通っています。 あの声はなんだったんでしょうか？

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ペンネーム：無記入
2023/7/8配信　https://youtube.com/live/6KBvACxiWgU?feature=share
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