「夏=空き家作業は進まない」と心得よ
こんばんは。宮崎県新富町でフリーの編集者・ライターをやってます、二川智南美(ふたがわちなみ)です。
空き家を購入して、2か月が経ちました。先月はひたすら片付けをしておりました(エグい量の残存物が出てきた話はこちら)。
さて、前回の記事の最後、めっちゃ意味深な終わり方をしており「何が起こったんだ」とヤキモキさせてしまいました。一応決着したので、ご報告いたします。ひと言で申しますと、
家の一部(倉庫)を勝手に解体され、とっておきたい物を粉砕されました(泣)
うちの空き家は3棟がくっついた変な構造をしているんですが、そのうち最も古かった1棟が、この倉庫です。
倉庫は修繕せず、解体すると決めていました。合併浄化槽(新富町では必須)を埋め込むスペースを確保できるし、この倉庫がなくなるだけで景観も日当たりも良くなります。
ところでこの倉庫の中には、前回の記事で出てきた布以外にも、おもしろそうなもの、まだ使えそうなものが眠っていました。個人的に気に入ってたのは郵便受け。
手作り感満載、だからこそ他では見ない味わいを出していました。変な掘り出し物があるのって、空き家の醍醐味ですよね。
6月中は解体業者が忙しいとのことで、解体日は7月になるとのこと。日取りが決定次第、片付けよう…と思っていた矢先の6月27日の朝。工務店から1本の電話が鳴りました。
「すみません、昨日から解体が始まってたみたいです」
……………??????
えっ? 7月の予定では? なぜ連絡なしに始まってる? とっておきたい物はどうなってる???
(前日の26日から都城へ出かけていて、ちょうど現地にいませんでした)
ちなみちゃん、完全パニック! 高速道路の降り口を間違えながらも、急いで車を走らせて向かうと…
め、めっちゃ解体されとるがなー!!!
そして倉庫正面についていた郵便受けや、倉庫の中に残っていたものは、すでに廃棄(粉砕)されたあとでした。さすがにショックすぎて、その場にへたり込んでしまいました。
感情タイプの私はとても冷静になれないので、夫を前面に立たせて工務店との話し合い。次からは連絡を徹底してもらうこと、費用は減額してもらうことで一応決着しました。
(解体業者との連絡の行き違いが、今回の事態を招いたようです)
それでも内心ブーブー文句を言っていた私ですが、工務店がお詫びに未使用の外国製バスタブを格安で譲ってくれたので、だいぶ機嫌が直りました(単純w)。
解体工事は無事再開しまして、写真のとおりキレイさっぱり。まあ、解体してから判明した修繕必要箇所もあってですね、費用が雪だるま式に増えております…(苦笑)。
ちなみに家の片付けの続きは、全っ然進んでません。
暑すぎて、作業できない!
実は水道と電気が通ったのが、今月下旬に入ってからでした(ただ手続きが遅かっただけ)。6月までは午前中だけの作業なら、エアコンやトイレがなくともなんとかなっていましたが、7月に入ってからご存じの猛暑。
幸い、備え付けのエアコンは使用可能でしたので、今後の作業中に待避所として使える涼み部屋をつくろうと考えています。なのでエアコンや部屋の掃除をしなければ…だけど暑い…という堕落した性根ジレンマに悩まされています。
ちなみに北海道の方に「暑いから作業できない」とぼやいたら、「北海道と逆だね、冬は雪が降って寒すぎるから夏が正念場だよ」とのとこ。なるほど、場所が変われば作業時期も変わるのですね。
その他、今月やったこと、ざっくりと箇条書き。
・見積もりの見直し(自分でDIYする部分との線引き、新たに判明した必要工事箇所の確認)
・地域おこし協力隊の起業支援補助金の申請
・ハチ退治(近所の方にお願いしました)
・地域のお祭りに参加
今月学んだことは、以下の3点です。みなさんも復唱しておきましょうね!!
【とっておきたければ、早めに確保しろ!】
【夏はマジで作業できないぞ!】
【進めてわかる新たな補修箇所!金が飛ぶぞ!】
こんな調子で8月は作業できるのでしょうか…。次回の更新もお楽しみに!