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新富町で今シーズン初となる、アカウミガメの産卵を確認!

新富町にある富田浜は、県内有数のアカウミガメの産卵地。

産卵シーズンも間近ということで、アカウミガメの保護活動をしている宮崎野生動物研究会新富南班をはじめ、地元の方々が砂浜の清掃活動を毎朝のように行っています。

そして本日5月6日の早朝、今年初となる富田浜でのアカウミガメの産卵が確認されました。 悪天候にも負けず、夜中のうちに無事産んでくれたようです!

砂の中に産み落とされたアカウミガメの卵。
(宮崎野生動物研究会新富南班提供)
※調査目的以外で掘り返しちゃダメだぞ

例年なら初産卵の確認は5月半ば〜下旬ごろ、去年は5月20日だったので、今年はだいぶ早いですね。

親ガメが砂浜を歩いた跡がわかります。
(宮崎野生動物研究会新富南班提供)

卵を確認した後は、砂を戻すだけではタヌキなどの野生動物に掘り返されてしまうので、ネットを杭で固定して保護します。

卵の孵化シーズンは7月以降。無事に育ってくれますように!


そしてアカウミガメを守るためのお約束です!

  • 暗くなってから(特に夜中〜未明)富田浜に行くのは控えましょう。またライトで照らすのも止めましょう!
    親ガメがびっくりして産卵できなかったり、子ガメが海へ戻れない場合があります。

  • 車で砂浜へ乗り入れるのは絶対ダメ!!
    これも親ガメが産卵をやめてしまうことがあります。卵や子ガメがつぶされてしまう可能性もあります。また、小さな子ガメの体では、砂浜にできた車輪の跡を乗り越えることができません!


みんなでアカウミガメを守っていきましょう〜。



あの巨体で砂浜に乗り上げて、穴掘って産卵して埋め戻してまた帰る。本当にお疲れ様です親ガメさんたち!!

  初産卵浜の雨痕(うこん)を掻き分けて  二川智南美




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