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閉経とは

閉経とは、前回の生理から1年間生理が来ないと、閉経したといいます。

閉経日は?と聞かれた時は、最後の生理の始まった日となります。

閉経までの道のりは人様々違います。

中には、順調にあった生理から不順にはならずに、ぱったと止まってそのまま閉経した人もいれば、10ヶ月近く来なかったけど、生理がきたので、閉経が10ヶ月延長になって嬉しいということもあります。

閉経以外にも生理が来ない時があります

過度なダイエットやストレスによって女性ホルモンのバランスが乱れて、生理がこないことがあります。

また、まれですが脳下垂体の腫瘍や甲状腺機能異常などの内科系のほかの病気で生理がこないこともあります。

もちろん妊娠している可能性もありますので、「生理がこない」から「歳も歳だし、更年期だわね」と自己判断してしまうのも危険です。

3ヶ月性が来ない時は受診を・・というのが、婦人科受診の目安です。

40歳未満で生理が止まると早発閉経と言って、治療が必要になります。

閉経なんだか・・よくわからない‥と言う時は一度婦人科診てもらいましょう。

更年期とは

 更年期とは、閉経の前後5年間、計10年間言います。

つまり、閉経した‥と言う時には、10年間のうちの6年間は終了していることになります。

閉経してから更年期と勘違いしている方もいますが、じつはすでに大半をすぎています。

閉経の平均年齢は50.5歳と言われています。

ということは、概ね45歳から55歳ということになりますね。

これも個人差があって、私が知っている範囲では42歳で閉経した人もいますし、57歳まで生理があった人もいます。

42歳で閉経した人は37歳から47歳までが更年期

57歳で閉経した人は52歳から62歳が更年期

更年期が案外早くから始まっている人もいます。


女心です

生理が来なくて、いよいよ閉経したか・・・と思っていたら、ふいに生理が来て嬉しくて笑みがこぼれた・・・いう人もいます。
(今回の川柳のエピソード)

更年期障害の治療のひとつホルモン補充療法をすると、出血があるのですが(だんだん消失する)、その生理の血を見て嬉しくなった・・ということもあります。

まだ、生理がある・・、まだ私女だわ(更年期が女でなくなることではないのですが、なぜかそう思っている人が多い)と思うのが女心です。


一方で、生理がくるとがっかりする人もいます。

生理前や生理痛がひどく、早く終わってほしいと思っている人もいます。

私も「もう子供は産まないから生理がなくてもいいのに・・」と思った方です。

子どもを産んでから生理痛は良くなっていたのですが、煩わしいことの方が多くて「早くなくならないかな・・」と思っていました。


また、妊娠を望んでいる人や治療中の人も生理がくるとがっかりします。

不妊症治療の限界は、加齢です。

私が病院で仕事をしていた時も、担当の医師は「50歳過ぎて、限界だけど治療をやめようと、こちらからはいえないんだよね・・」と悩んでいました。

私は可能性が少ないのに、多くの時間と多くのお金を使わせるのはどうなんだろう?と思いましたが、長い間治療をしている先生方も患者さんの心理を考えるととても苦しいことだと思ったことがありました。

「生理がある」「生理がない」というだけではなく、実はその裏側には人生ドラマがいろいろあります。

生理があっても、なくても女心は揺れ動きます。

でも異常な出血の時もある

 ただ、更年期の出血は、不正出血との区別も難しいですから、定期的に婦人科を受診していない人は、一度婦人科を受診したほうがいいですね。

子宮頸がんや、子宮体がんによる出血との鑑別が必要です。

今まで調べたことがない‥という人は、ぜひ婦人科を受診してがん検診をしてください。

早期発見が大事です。


更年期以降も婦人科受診がお勧め

生理がなくなったら、婦人科とは関係ないとか、お産の時は仕方なく行ったけど、婦人科にはもう行きたくないのよね・・と思っている人も少なからずいます。

よく「婦人科は敷居が高い」と言われるのですが、そんなことはなく、どの先生も女性の味方です。

更年期以降の不調を診てもらったり、がん検診も続けたほうがいいので、そう言わずに婦人科を受診してほしいというのが、私の願いでもあります。

それでも迷う、とかやっぱりイヤだわ・・と思う方は、一度ハイジアに相談してみてください。

実際に受診前に相談したり、受診後勧められた治療法について知りたいとご利用される方が多いです。

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