更年期は頭に汗をかいて大変なことに！

2021年8月19日 11:01

「頭に汗をかく」のは更年期症状のひとつ

いきなり、暑くなり汗をかくのはホットフラッシュと呼ばれる更年期症状のひとつです。

そして特徴的なのが、頭から大量の汗が出て、まるでお風呂あがりのように、プールに入ったように汗が出ることです。

そうすると、見ただけで「あれ？」とか「更年期なのね・・」と自分以外の人にもわかってしまうのが辛いところです。

人前にでるお仕事をしている人は辛いですよね。

これは、ホットフラッシュと同じですね。

「更年期のホットフラッシュ」でも書いたように

エストロゲンが減少するとLH/FSHの周期的分泌の活動が亢進するしくみになっていてホットフラッシュは、このLHが過剰に分泌することで起こされます。

LHが過剰に分泌すると脳内での体温調節の設定温度を下げ、今の体温から設定された低い体温に調節しようとして放熱する、放熱のための発汗やほてりが起きます。

自分では、どうにもコントロールできないのですね。

ホットフラッシュは時間をおいて治まるのですが、その後具合が悪くなる、また起きるのではないかと不安になります。

そうすると外出することや人前に出ることができなくなり、家に閉じこもり、鬱の症状が出ることがあります。

たとえば、家にいることが多くホットフラッシュが起きても汗をかけば着替えればいいし、頭汗かいたらタオルで拭いて乾かせばいいし、あまり気にならない‥という人もいます。

一方で、接客業や人前に出る仕事の方は、「本当に困る、どうにかしたい」と同じ症状でも、感じ方・困り方は人それぞれ

まずは、対処を試みてみましょう。

ホットフラッシュの対処法とほぼ同じになります。

　・アイスパックを持ち歩き、熱くなり始め、頭や首にあてる

　・扇子を持ち歩く

　・ホットフラッシュ後は、汗が冷えて寒くなるので、重ね着をして調整し
　　やすくする、帽子を使う

　・ハンカチやタオルを持ち歩き、汗を拭く

　・汗拭きシートを持ち歩き、汗が落ち着いたら拭く

　・水分補給をする
　（脱水状態になっています。体がだるい原因になります）

これらの対処をしてみても、生活や仕事に支障をきたす場合は、治療が有効なこともあります。

ホルモン補充療法は、ホットフラッシュによく効くと、言れています。

ぜひ、婦人科を受診してみてください。

ホルモン補充療法は心配・なんか怖いという方はこちらを参考にしてください

また、エストロゲンに似た働きをするエクオールも、ホットフラッシュに効果があるというデータもあります。

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