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自分のちっぽけなプライドのために、痩せよう

最近、息子の背が私に追いついた。
否、追い抜かれたと言っても過言ではない。
身長は同じだけど、体重はー?と悪戯に息子を体組織計に乗せてみて

絶望した。

体重は私のマイナス15キロ。
体脂肪は半分。
身長はほぼ変わらないのだが!?と叫んでも機械は正直だ。

確かに、ここ十年で丸くなった。
性格も多少丸くなったが、それを遥かに凌駕して身体が丸くなった。

社会に出てから一番活動量が多かったであろうゲームセンター勤務時代、私は一本4キロある補充用メダルを両手に持ってフロアを駆けずり回っていた。
そのころに比べると10キロは増えている。
当時のショートパンツは太ももより上に上がらないし、ジーンズの上に腹肉が乗る。やたら強そうな二の腕は、細身のブラウスなら多分気合いで破ける。

体組織計を見た時の息子のあの苦笑い。お世辞を言おうにも言いようがないじゃん、この数字。と言う正直な表情。
カスみたいなプライドだが、カスなりに傷ついた。ショックだった。昔はそこそこ細かったのに!と叫びたくなった。

叫んだところで肉は減らないし腹筋は割れないし尻も重量に寄り添っている。
そんなことはわかっている。
加齢で新陳代謝も低下した。昔と同じではもう痩せない。

とりあえず、三日坊主×4クールくらいは回したリングフィットアドベンチャーでも引っ張り出してみるか。
ダンベル、プッシュアップバー、メディシンボール、アブローラー、筋トレ器具なら揃っている。
場所を取るからとしまいっぱなしのステッパーもあるはずだ。
体力も落ちてきたし、いっそランニングでもしてみようか?近所は熊が出るくらい田舎だが、明るいうちなら大丈夫だろう。

せめて、息子と同じ体重になるまで。
せめて、息子に苦笑いをされないように。

現在62キロ。
せめて大台からは下りたいものだ。
半年後くらいにいい報告を出来るよう、ちっぽけなプライドを賭けて頑張りたい。

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