飲まない世界

私は薩摩系の血が流れているせいか酒が強い。酔えば酔うほどに酒は水のようにサラサラと入る。与那国島に居るときは誕生日プレゼントが泡盛の一升瓶だったこともある。いわゆる大酒のみだ。スナックでバイトした時も客の酒をぐびぐびと飲み売り上げに貢献した。私が飲むのはビールと芋焼酎が主だ。でも正直、アルコールが含有された飲み物はほとんどいける。

でも、今年の5月に下戸のツレと同居しはじめてからお酒はほとんど飲んでない。一人で酔ってもつまらないからだ。私は酔ってわいわいするのが、その空間が好きなのだ。病気療養中というのも「ほぼ断酒」の理由ではある。双極性障害という気分がちょっとしたきっかけでハイになったり、その反動でローになったりと自己コントロールできない病気。アルコールは否が応でも気分をハイにする。ハイの時は楽しいばかりでよいよいよいなのだが、一転してローになると寝込んでしまいブルーな考えしか浮かばなくなる。

つまり、私は酒飲みと一緒にならなくて大正解だったのだ。昨日は何カ月ぶりかで無性にビールが飲みたくなったが、冷静になりアイスを食べた。アルコールを欲するのは習慣と精神的なもの(ひとそれぞれ)だなとアイスを食べながら思った。私はアルコールを欲しない自由を手にしたのだ。これはほんまに自由!酒代を他に回せるし、時間を有効に使えるし。飲めないのじゃなく、飲まない。これで頭のクリアーさはかなり維持できる。

ツレのおかげで飲まない世界の平和を知った。大酒飲んでた時はよくケンカ売りに行ってたからなあ( ´艸`) 人生、飲まなくてよし!そう思う。