私の一番大事なことは

それは「自由」です。
かかりつけのメンタルクリニックでそれを聞かれた時も、反射的に「自由!」って言ってました。私にとっての自由とは「こころを芯から楽しませる何かをすること」です。熱中することです。これは一人でも十分できます。今一番自由になれることは、好き勝手に曲を作って歌うこと。YouTubeで忘れていた愛唱歌を見つけては一緒に歌うこと。そう、歌うことが何よりも楽しく心が花咲く。自分のへんてこな歌をド下手なギターで歌うこれもまた自由をくれる。今たらたらりーんとギターの練習もしてますが、これも自分の歌を自分の好きなように歌うためにやってる。今日また自分の歌好きに気づきました。

高校生の時、テレビから流れて来た曲の聞いたこともない音色に私は魔法か呪いをかけられ、翌日の放課後ダッシュでその曲の入った音源を探しに行きました。その曲の名は「安里屋ユンタ」。沖縄民謡の人気曲です。「この歌い方をマスターしてやる!」と意気込み何故か正座し腿を手のひらで打ってリズムをとり何十回も歌いこみました。人間、為せば成る。あのこぶしが使えるようになったのでした。それから十年、沖縄に初上陸した私はスナックのネーネーに「うちで働きながら唄の勉強しよう」とか、「三線を弾ける人はごまんといる。でも唄がうたえる人はなかなかいない。あなたは唄をやりなさい。」とか言われるようになってた。全部独学。CDが先生。

あれからもう20年以上経つけど、結局唄の勉強の歌の勉強もしていない。1人でやるのが基本好きなのかもな。で、たまに集まって「祭り」する。昔の農民漁民が仕事の節目節目で祭りをして酒を飲み歌って踊る。この感覚に似ているかも。私はまだ現代人じゃないんだな?たぶんそうなんだろう。歌いながら仕事してた時代がうらやましいと切に思うしな。