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子どもを褒める前に、自分にゆとりを持とうと思う。

タレントの栗原類さんが10月にADDに関する本を出版すると昨日ネットニュースで知った矢先、今日のNHK番組『あさイチ』で「子どもの発達障害」特集をしていました。
昨年、栗原さんがあさイチでADDを告白した時もたまたまリアルタイムで番組を見ていました。その時はまさか自分の息子が当事者になるだなんて想像もしてませんでしたけど…(-_-;)

息子が自閉症スペクトラムと診断を受けたのは3ヶ月前です。
生まれた時から“なかなか寝ない子”として周りを悩ませてくれていましたが、乳児健診でも定期健診でも健康相談でも“発達障害の疑いあり”と言われたことはありません。
息子の“不眠”や“衝動的なかんしゃく”は、性質や性格といった個体差や幼児期にみられる個性の現れによるもので、発達の遅れからくる類のものではないと言われていました。

診断のカギとなったのは、“偏食”と“強いこだわり”です。
“強いこだわり”と言っても、発達障害における特徴的なルーティン行動はなく、俺ルールの激しいジャイアニズムな感じでした。そのため、息子のこだわり行動は乳幼児期によく見られる子ども特有のわがまま行動、または個性によるものだと思っていました。

偏食に関してもあまり深刻に考えたことはありません。
食に対して他の子と比べても気難しいとは思っていましたが、離乳食期からずっと薄味ばかり食していたので舌が研ぎ澄まされているだけなんじゃないかとか、絶対味覚を持っているんじゃないかと疑う程度でした。
このままじゃ学校給食で困るから、一度相談してみる?的な軽いノリで電話相談した結果、現在に至るわけです。
もし、偏食がそこそこのレベルであったなら、今でも彼は“ちょっと変わった子”、“個性的な子”という認識のままだと思います。

息子は知的遅れのない、いわゆる“見えない障害”の部類に入る発達障害です。
一見すると定型発達の子どもとあまり変わりはありません。一つ一つの行動には意味があることもわかっていますし、善悪もきちんと理解しています。
それでも、やってはいけないことと分かっていても衝動的にやってしまうことがあります。それは発達障害の特徴的症状なのか、子どもの好奇心によるいたずらなのか曖昧なところですが、やってはいけないことだと息子が理解していることは確実です。なぜなら、隠れてこそこそとやっているから(笑)
なので、母の怒りは爆発します。
「やってはいけないと分かっているのにやるとは何事だー!!」と。

発達障害に関係なく、育児法として“褒める”行為が子どもの発達に効果的だということは私も理解しています。
本来ならば、こういった場面で「すごい!こんなこともできるんだね。でもここでやると危ないから、やるならテーブルの上でしようね」といった“褒める”+“注意”+“指示”を表す言葉をかけてあげれば良いのですが、怒り心頭中の母にはそんな余裕はありません。頭ごなしに怒鳴りつけることがしばしばです。

今日の『あさイチ』を見て思いました。
『あんなに褒めちぎることってないかも』
『最近は褒めるより怒ることが多いな』
『自分に余裕がないから、イライラしっぱなしなんだろうな』と。

最近怒りすぎなのも自覚しているので、これを機にもう少しおおらかな心を持って息子に対応したいと思います!
叱るのも褒めるのも『For Me』ではなく『For You』の気持ちで。

そのためには、自分にゆとりを持たないと!!
まずは、身の回りの整理整頓といきますか。

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