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自炊中心の生活になって学んだこと

ここ1年で自炊中心の生活となった。主な理由は以下。

  • お金がなかった

  • 健康面に気を遣うようになった

  • 料理する時間ができた

まずひとつにお金がないということ。正確には会社員を辞めて今後は貯金が減っていきそうだなと思ったからである。そんなに外食しまくって浪費するタイプではなかったが、節約のためほぼ毎日自炊するようになった。外出時にコンビニへ寄ることはなくなり、100円均一で購入したミニボトルに水道水を入れて持ち歩いている。もしくは公園の蛇口から水を飲んでいる。

ふたつめ、健康面に気を遣わねばという気持ちが強まったからである。さきほど述べたように外食しまくりではないにしろ週1~2回はラーメンを食べていたし、家での食事内容もスーパーで買ってきた揚げ物が並ぶことも少なくなかった。加えて、在宅作業がメインで太り気味でもあったので、自炊してカロリー抑えつつ健康志向で行くかとなったのだ。年齢的な問題もある。

みっつめ、会社員を辞めたので時間的余裕が生まれた。自炊は面倒臭いという認識だったが(今もそうだけど)、これを機会に料理の勉強でもするかとなったのである。暇な時間や食事中にも料理系YouTuberの動画を見るようになった。歯磨き中も見ている。料理内容はもちろんだが、動画はじめの挨拶やターゲット層の違いなどブランディング的に比較するのも面白い。楽な調理法やこんなんでいいんだよ的な家庭料理がバズりやすいらしい。


レタス豆腐

そんな感じで自炊中心の生活となり1年ちょっとが経過した。本記事では料理の知識もスキルもなかった自分が学んだことを備忘録的に残しておく。料理する側の人間がしない側の人間と接するときに「あ〜 料理しない人ってこんな感じだったんだ」と知る参考になるかもしれない。

食材の相場がわかる

いろんなスーパーを渡り歩いて安い店を探してきたおかげで、一般的な食材の相場(お値段)が分かるようになりました。安いと言われる胸肉でも国産はまあまあたけ〜。野菜は葉物しか買えない。調味料も高いためプライベートブランドを買う。などなど。

たまに家事をしてなさそうな政治家が食材の値段を質問されて、トンチンカンな発言をし非難を浴びているのを見かける。まあ仕事してるならそれでもいいのですが、とりあえず税金下げておくれ。


実家から持ってきたアウトドアスパイス 「ほりにし」。辛い。

あの味はこう作るんだと知る

料理をしていないと「いま食べているものはどうやってできているんだ」というのが全く想像できない。食レポで「これは〇〇の味が強いですね〜」みたいな発言を聞くとなんで分かるんだと思っていた。しかし自炊を始め、あの料理の作り方みたいのを調べる習慣がついたおかげで、一般的な家庭料理(嫌いなものを除く)はだいたい分かったような気がする。調味料も今までは塩胡椒や醤油、麺つゆぐらいしか家には無かったが、現在は基本的なものを一通り揃えるようにしている。揚げ物や天ぷらに挑戦した時は自分の成長を感じた。

あと、節約生活の開始前は「外食するの我慢できるかな……」と心配していたが、ある程度の料理の作り方が分かったおかげで「面倒だけど自分で作るか」となり外食欲求を抑えられるようになった(ラーメンを除く)。

ただし、味の違いはいまだによく分かっていない。


天ぷら衣の残りで造形した魚もどき。まずかった。

卵と豆腐は神である

肉も野菜も高い。そんな時に助かるのは卵と豆腐である。これらは安価な割に栄養価が高く、味付け次第でおかずにもなるのだ。彼らがいなければ今ごろ節約生活からリタイアしていただろう。そんな卵や豆腐ですら最近高くなってきたので、世の中ヤバい方向に進んでいるという実感を持つことができる。

おまけ情報として、業務スーパーに30円ほどのやけに安い豆腐が売っているので気になり調べてみると、安いものは天然ニガリではない化学っぽい名前の凝固剤を使用している場合が多いらしい。味の違いは分からないが、安い方しか食べたことないので変な気をまわさずに安価豆腐の恩恵を受けることができる。

ちなみに安い野菜として有名なもやしは、歯に引っかかったのが数日取れずトラウマとなってあまり買わなくなった。


おすすめレシピは、豆腐を焼いて水分を飛ばし麺つゆ&醤油少しをかけてグツグツ煮込んだやつです。ご飯のおかずにピッタリで美味い。

1ヶ月1万円生活への壁は高い

安い食材とレシピ、そして外食とデザートはひたすら我慢というテクニックを駆使することで食費をだいぶ抑えられることを学んだ。さらにゲーム感覚を持ち込むことでお楽しみ要素を入れたいなと思い、月ごとの目標となる食費限度額を設けることにしてみた。その考えに至る前に3万円は無意識化でクリアしたので、まずは2.5万円、続いて2万円と5000円ずつ限度額を下げていき、先月1.5万円をクリアすることができた。最後の一週間はちょっとキツかったが、意外といけるもんだなと自分でも驚いている。普段はよく食べる方だったのでダイエットにもなりました(健康的なのかは不明)。

次は「いきなり!黄金伝説。」でも有名な1ヶ月1万円生活と思ったが、現実的に考えるとだいぶ厳しいことに気づいた。まず、1.5万円生活の時は外食を1度しかしなかった(それも500円しか使わなかった)。仮に自分は我慢できたとしても、付き合いで1度でも外食をすればかなり厳しくなるのが想像できる。おかずを全て卵or豆腐にするか、葉物系中心の菜食オンリーにすればカバーできるかもしれない。

あと、調べるまで忘れていたが黄金伝説の1ヶ月1万円生活には光熱費も含まれるということだ。それを知った瞬間、ああ無理だなと思った。光熱費で数千円は飛ぶので実際の食費は2~3000円生活になるのではないだろうか。最近は電気ガス代が高騰しているのもキツい。食べられる野草の本を買おうかなと思った。来年は食費に限定してチャレンジするかもしれない。


親知らず抜歯時の入院食

さいごに

ふざけて記事トップにレタス豆腐の画像を載せてしまいました。実際にはマヨネーズをかけて食べている。たまに見た目ヤバめの料理を作るが、基本的にはもう少しまともな食事をしている。

料理系YouTuberにも挑戦してみたいが、料理動画を撮るのはとても大変でした(「自動生成豆腐料理」用の素材を撮っている時に思った)。キッチンの真上に穴を開けて油に強いカメラを常時固定したい。

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