「混合肌」は存在しない⁉︎ その正体は「隠れ乾燥肌」
額・鼻周りのTゾーンはベタつき、頬・顎周りのUゾーンはカサつくという「混合肌」。
「自分の肌質は、まさにこれ!」だという方もいるのではないでしょうか?
でも、実は「混合肌」という肌質は存在しないんです。
部位によってベタついたりカサついたりするその現象、本当は「隠れ乾燥肌」かもしれません。
(著作者:benzoix/出典:Freepik)
「隠れ乾燥肌」とは?
「隠れ乾燥肌」とは、肌表面はベタつくのにその内部は乾燥している、インナードライのことを指します。
額・鼻周りのTゾーンは多め、頬・顎周りのUゾーンは少なめと、基本的に、人の顔は部位によって皮脂腺の数が異なります。
皮脂腺の数の違いは、乾燥に対する肌表面の反応の違いにつながります。皮脂腺の多いTゾーンでは皮脂を過剰に分泌して肌を守ろうとするのに対し、皮脂腺が少ないUゾーンでは皮脂の分泌量が足りずにカサついてしまうのです。
これが、通称「混合肌」の正体です。
「隠れ乾燥肌」はなぜ起こる?
夏場は暑さで毛穴が開くことで皮脂の分泌量が増えるため、肌の表面が皮脂や汗で汚れやすい季節です。
一方で、紫外線量の増加や冷房の長時間使用による乾燥、冬場よりも大きい寒暖差や湿度差に対応しきれないことで、肌の内側は乾燥しやすくなっています。
にもかかわらず、肌表面のベタつきを気にしてスキンケアをサボりがちになったり、保湿力をおざなりにしてしまったりする方が多くなりがち。
インナードライの状態なのに、内側の乾燥を補うための十分なスキンケアができていないため、「隠れ乾燥肌」になってしまうのです。
「隠れ乾燥肌」の効果的な対策は?
「隠れ乾燥肌」にならないためには、まずインナードライの予防が大切です。そのためのスキンケアのポイントとは何でしょうか。見直して欲しいのは、保湿の前段階であるクレンジングや洗顔のステップです。
普段、洗顔は水や拭き取りのみで済ませているという人も、夏場は泡洗顔や優しめのクレンジングなどを使って、寝ている間や日中に分泌された余分な皮脂をしっかり落とすことを心がけましょう。
また、男性は女性よりも皮脂の分泌量が2~3倍ほど多いため、ややしっかりめのクレンジングを常用するのもおすすめです。または、洗顔前に「ROüOIL(ルーオイル)」でマッサージする方法も。「ROüOIL」の成分が余分な皮脂や汚れを馴染ませ浮かせ、その後の洗顔でしっかりとオフしやすくしてくれます。
いつもよりきちんと洗顔して皮脂汚れを落としたら、その後はしっかりと保湿しましょう。肌の角層までスッと浸透する「ROüOIL」なら、水分と結びつきながら油分とのバランスを整えてくれるので、程よくしっとりするのにベタつきません。インナードライを手軽に対策できる、便利なお守りアイテムです。
暑い季節、多くの人が悩まされがちな「隠れ乾燥肌」。そのメカニズムと対策を知り、肌のゆらぎを最小限に抑え、夏を思い切り楽しみましょう!
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